• 内閣は、スウェーデンとデンマークにおけるコーラン写本の焼却について、サウジアラビアの強い非難を改めて表明
• 同行為はあらゆる法律と慣習に対する明白な違反であり、寛容と節度の価値を広めようとする国際的な努力に、真っ向から反するものであると述べた

ラマ・アルハマウィ

リヤド：サウジアラビア閣僚評議会は火曜日、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を議長とする週次会合を開催し、スウェーデンとデンマークにおけるイスラム教の聖域に対する攻撃を改めて非難した。

内閣は、スウェーデンとデンマークにおけるコーランの写本焼却事件について、サウジアラビアの強い非難を改めて表明した。同行為はあらゆる法律と慣習に対する明白な違反であり、寛容と節度の価値を広めようとする国際的な努力に、真っ向から反するものであると述べた。

また、内閣は同会議において、日曜日に開催されたイタリアの国際移民会議への王国の参加について見直しを行った。国際移民会議では移民危機について議論が行われ、リヤドの国連との共同取り組みによる安全保障課題への対処が支持された。さらに、国際社会に対して連帯と協力を呼びかける声が挙がっていた。

サウジアラビアのアブドルアジーズ・ビン・サウード・ビン・ナイエフ内務大臣は、皇太子の代理としてローマで開催された同会議に出席した。

内閣はまた、ジェッダで開催された第18回GCC首脳会議と中央アジア諸国サミットの結果を称賛し、それが地域と国際的な安全保障努力における、湾岸諸国の共同行動の強化につながったことを強調した。

また閣僚評議会は、エネルギーミックスの多様化やクリーン技術の利用促進など、排出量削減のための様々な取り組みを挙げ、気候変動の影響と闘うためのサウジアラビアの積極的な国際参加を称賛した。

サウジアラビアは最近、持続可能な開発目標（SDGs）を達成するため、7月10日から19日までニューヨークで開催された国連ハイレベル政治フォーラム（HLPF）2023に参加した。

会議の中でサウジアラビアは、SDGsへの枠組みの下で、人間開発、医療、経済の多様化の分野を含む『ビジョン2030』の取り組みを強調した。

閣僚は同会議の中で、王国のザカート・税・税関庁（ZATCA）とオーストラリア税務局との間の税務管理に関する覚書を含む、多くの覚書を承認した。

閣僚評議会はまた、同国のラジオ・テレビ機関と中国メディアグループとの間のラジオ・テレビ分野における協力に関する覚書を承認した。

また、サウジアラビアとカタール間の、テロリズムとその資金調達対策分野における覚書も承認された。

閣僚たちは、環境・水・農業省とイラク環境省間の覚書草案について協議した。またイラクについても議論し、サウジアラビア公共投資ファンドを通じた投資の可能性を強調した。

内閣はまた、環境・水・農業省と中国税関総署との間で、サウジアラビアから中国へ製品を輸出する際の衛生要件に関する覚書のプロトコル案についても議論した。

さらに内閣は、サウジアラビア投資省に対し、ジブチとの間で、投資の相互奨励と保護に関する協定案に署名することを承認した。

内閣は、運輸物流サービス省がバルバドス政府と航空輸送サービス分野における協定案に署名することを承認した。

内閣はまた、バドル・ビン・アブドゥラー・アル・ドゥラミ運輸・物流副大臣に公共道路機関のCEOとして、業務を遂行させることを承認した。