アミン・アッバス

ドバイ：11月21日、ドバイ・モールのリール・シネマで、ディズニー映画『ウィッシュ』がドバイで初めて上映された。プレミア上映会は、リール・シネマ、イタリア・フィルム・インターナショナル、ディズニー・ミドルイーストが主催し、フォルクスワーゲンなどのパートナーが後援した。

プレミア上映会に出席した観客のひとりは、「この映画は、100年前のディズニー創設以来、ディズニーの魔法を追い続けてきた全年代のディズニーファンへのメッセージです」と鑑賞した感想を語った。

『ウィッシュ』は、クリス・バックとファウン・ヴィーラスンソーンの監督作品だ。ジェニファー・リーとアリソン・ムーアが、リー、バック、ヴィーラスンソーン、ムーアの原案をもとに脚本を手がけた。製作は、ピーター・デル・ヴェッコとフアン・パブロ・レイジェス・ランカスタージョーンズである。

コンピューターアニメーションとディズニーの往年の水彩アニメーションのテイストを組み合わせたアートスタイルが採用されている。

企画は2018年に始まったが、ディズニー・アニメーションでリーがオリジナル作品を執筆中であることが2022年1月21日に報じられて初めて公になった。2022年9月に正式にプロジェクトの発表が行われ、デボーズとテュディックの参加とタイトルが明らかになった。『アナと雪の女王』（2013）でそれぞれ共同監督とストーリーアーティストとしてリーと組んだバックとヴィーラスンソーンが同月に監督を務めることが発表され、後にムーアも、リーとともに脚本にかかわることが決まった。

物語の主役は、17歳のアーシャ（声・アリアナ・デボーズ）。アーシャは、叶える願いを選ぶ力を持つ魔法使いのヴィラン、マグニフィコ王（声・クリス・パイン）から王国を救ってくれるスターに願いを託す。その願いに応えて漫画のような宇宙のフォース、スターが舞い降りると大騒動が起こる。

アニメーション映画『ウィッシュ』は現在、中東各地の劇場で公開中。