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サウジで開催のアニメエキスポ、中東に日本のテイストを紹介

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16 Nov 2019 02:11:07 GMT9
16 Nov 2019 02:11:07 GMT9

アセール・バシラール、リヤド

この種のイベントでは中東で過去最大規模となるリヤド・シーズン初のアニメエキスポが開催され、あらゆる日本のコンテンツを中東地域に紹介した。

音楽パフォーマンスから人気のアニメブースに至るまで、イベント参加者はそれぞれのお気に入りキャラとの記念撮影の機会を存分に楽しんだ。

参加者は実物大の巨人スタイルのエレン・イェーガーに迎えられ、ファンは巨大なNARUTOや緑の龍が威嚇する傍らに佇むドラゴンボールの3人組に群がった。

同エキスポでは、人気アニメそれぞれの専用ブースが登場した。参加者は、漫画シリーズ「キャプテン翼」のサッカー選手のように練習し、ゴールに挑戦したり、「名探偵コナン」ファンは新たな事件の謎解きに挑戦したり、年少の参加者は「NARUTO」を真似て悪名高き螺旋丸アタックをボウリングで実演する機会を楽しむことができた。

ギネス世界記録を有する漫画「ワンピース」(最も多く発行された単一作家によるコミック本シリーズとして)のファンに向けては、アニメの20周年記念を祝して作品の秘密も語られた。

トーク中には、東映アニメーション株式会社のプロデューサー兼常務取締役の清水慎治氏と週刊少年ジャンプの元編集長瓶子吉久氏が、今後登場予定のワンピースのエピソードの一部について秘密を明かした。

瓶子氏は、サウジのファンのワンピース愛に驚かされたとして、「ワンピースの連載は、ストーリーラインの50%以上を過ぎたところです。終幕に向けてはさらにさまざまな展開があります」と語った。

終盤でのストーリー展開を尋ねられ、同氏は「どう終わるかは分かりません。待ちきれなくなるので、尾田栄一郎(ワンピースの作者・漫画家)にも尋ねていません」と語った。

清水氏は、終盤の内容を知っていることを認め、今後のシーズンでワンピースのクライマックスの方向性が明らかになるとして、こう述べた。「ワンピースのラストは知っています。だから、ワンピースが好きな人は誰も私に寄り付きません」

「キャラクター、エースについてはとても興味深いことを知っています。尾田氏はエースの死がファンに重く受け止められたことを知っていますので、非常に感動的なエンディングになるでしょうね。」同氏はそう語った。

さらに、エキスポ参加者は、「アメリカズ・ゴット・タレント」シーズン10の準決勝候補者、白Aのダンスパフォーマンスのインタラクティブな興奮のビデオプロジェクションでエネルギッシュなテクノサーカスのステージをも楽しんだ。

また、日本のDJ・ヒップホップアーティストのタク・タカハシは、観衆に向けてこう語った。「僕はm-floというバンドの出身で、アニメ『スペースダンディ』や『ブラッククローバー』のために楽曲を作りました。『NARUTO』の曲も演奏します。楽しみましょう。」

まずはアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニング曲、日本のバンド UVERworldの「Odd Future」のリミックスの演奏で観衆を歓喜させ、続けて新世紀エヴァンゲリオンのテーマソング「残酷な天使のテーゼ」などを演奏した。

人気漫画・アニメ「進撃の巨人」の主題歌に最近その曲が選ばれて以降、人気が高まっているロックグループ、Linked Horizonは兵士の制服姿でメインステージに登場すると、群衆に向かってキャラクターさながらの挨拶をした。

エキスポ参加者のひとり、ジェッダから参加の31歳のヤラ・アル=マイキさんは、m-floとLinked Horizonのステージを特に楽しんだと語った。「 エキスポでアニメ グッズを買うのも楽しかったですが、長蛇の列でした。」

リヤド在住の電気技術者のインターン、ウェド・アル=ナヒさんは、Linked Horizonのライブを目当てに参加したと言う。「本当に最高でした。『心臓を捧げよ!』の演奏では腕中に鳥肌が立ちました。」

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