北京: 中国税関総署が18日発表した貿易統計の月報によると、2023年の日本産魚介類の輸入額は前年比40.9%減の2億9949万ドル(約443億円)だった。中国は同年8月から日本産水産物の全面禁輸に踏み切っており、その影響が表れた。
中国政府は東京電力福島第1原発から生じた処理水の海洋放出に反発し、7月ごろから実質的に水産物の輸入制限を強化。8月下旬には全面禁輸措置を発動し、対日圧力を一段と強めた。
この影響で9月以降の日本産魚介類の輸入額はほぼゼロで推移している。
時事通信