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USスチール買収、予定通り=労組との合意「心配ない」―日鉄副社長

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05 Mar 2024 11:03:19 GMT9
05 Mar 2024 11:03:19 GMT9

日本製鉄の森高弘副社長は4日までにインタビューに応じ、米鉄鋼大手USスチールを9月までに完全子会社化する方針に関し、時期が延期になる想定はしていないとの認識を改めて示した。買収に反対の姿勢を示す全米鉄鋼労組(USW)については、「話し合いが始まれば一致点は見つけられると思うので、心配していない」と述べた。

11月の大統領選を控える中、USスチール買収についてトランプ前大統領は「即座に阻止する」と表明。バイデン大統領も慎重とされ、政治問題化している。森氏は、激戦州のペンシルベニア州で集票力を持つUSWが反対していることが大きいと指摘。「USWの反対が収まれば、大統領選で問題になることはないだろう」と述べ、対話を進める考えを示した。 

森氏は今回の買収を「USスチールを強くするための投資で、自動車産業も含めた関連産業も強くするものだ」と強調。買収に反対するトランプ氏については、「ビジネスマンなので(理解が深まれば)良さが分かるだろう」と語った。

日鉄は昨年12月にUSスチールの買収を発表。今年2月にはUSWと秘密保持契約を締結し、具体的な対話を進めている。

時事通信

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