東京：日本の、ファストファッション大手ユニクロを運営するファーストリテイリングは12日、世界的に好調な売上を理由に、通期の純利益予想を過去最高となる見込みに上方修正した。

小売大手のファーストリテイリングは、8月までの1年間で3200億円の利益を見込んでおり、前回予想の3100億円から上方修正した。

また、実現すれば記録的な数字となるが、通期では売上高3兆300億円、営業利益4500億円を見込んでいる。

2月までの決算でも、営業利益と売上高は、「主に北米、欧州、東南アジアにおけるユニクロ事業の販売が好調だったことにより、連結業績として過去最高を更新した」と同社は述べている。

また、ファーストリテイリングは、低価格衣料品ブランド「GU」が、小売大手ユニクロ拡大のもう一つの重要な原動力となっているとした。

2月までの6ヶ月間、同社は前年同期比27.7％増の1,959億円の純利益を計上した。

営業利益は16.7％増の2,570億円だった。

先月、ZARAの運営会社でもある、世界最大のアパレルメーカー、インディテックスは、複雑な世界情勢にもかかわらず、昨年は過去最高の利益を達成したと発表した。

昨年スペインの株式市場で好調だった、インディテックスの純利益は54億ユーロ（約59億円）で、同じく過去最高だった2022年の41億ユーロから30％増加した。

AFP