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ANAHD、純利益最高=国際線が好調―24年3月期

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26 Apr 2024 06:04:02 GMT9
26 Apr 2024 06:04:02 GMT9

ANAホールディングス(HD)が26日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比75.6%増の1570億円だった。本業のもうけを示す営業利益は73.2%増の2079億円といずれも過去最高を更新した。国際線が旺盛な訪日客需要を取り込んで伸びたほか、国内線も観光需要を追い風に旅客数が拡大。巨額赤字に苦しんだコロナ禍から回復が鮮明となった。

売上高は20.4%増の2兆559億円だった。傘下の全日本空輸の旅客収入は国際線が68.0%増の7281億円、国内線が21.8%増の6449億円と好調。国際線収入が初めて国内線を上回り、最大の収入源となった。 

25年3月期は、売上高が6.5%増の2兆1900億円と過去最高を更新。営業利益は18.2%減の1700億円、純利益は30.0%減の1100億円と予想した。コロナ禍の支援策だった空港使用料の減免額縮小などが減益要因となる。

記者会見した芝田浩二社長は、歯止めがかからない円安について、短期的な事業への影響はあまりないとした上で、「もう少し円が高いと国民全体にとってハッピーじゃないか」との見方を示した。

時事通信

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