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サウジアラビアのこれまでの変化は氷山の一角にすぎないと、サウジのPIF代表が「石油マンのダボス」に語る

公共投資基金(PIF)の最高責任者であるヤシール・アル・ルマイヤン氏。(AFP)
公共投資基金(PIF)の最高責任者であるヤシール・アル・ルマイヤン氏。(AFP)
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04 Mar 2021 02:03:11 GMT9
04 Mar 2021 02:03:11 GMT9

フランク・ケイン

ドバイ:過去5年間のサウジアラビアの変化は、この国の変革の「氷山の一角」に過ぎず、ビジョン2030の戦略の下、サウジアラビアは今後さらに大きな変革を遂げるだろうと、火曜日、公共投資基金(PIF)の最高責任者であるヤシール・アル・ルマイヤン氏が述べた。

「私たちが2030年に達成したいと目指していることは、次の段階を開始するにあたって最適な手段となると考えています。私たちはこれを、2040年まで、あるいはそれ以降、2050年まで行います」と、テキサス州ヒューストンで開催されたCERAWEEK—「石油マンのダボス」—のオンラインセッションで、アル・ルマイヤン氏は述べた。

「私たちの社会は変化しており、人々は企業の仕事の仕方や社会の機能のあり方について新しいアイデアを受け入れるようになってきています。社会契約さえも変化しています。これらをすべて足し合わせれば、9年後のサウジアラビアの姿が見えてくると思います。ただそれには、ビジョン2030を受け入れ、実行することが大切です」とアル・ルマイヤン氏は述べた。

サウジ・アラムコの会長でもあるアル・ルマイヤン氏は、世界最大の石油会社であるアラムコの株をより多く売却する計画は、依然として変わっていないと述べた。PIFは2019年にアラムコ株を2%未満売却し、史上最大の新規株式公開(IPO)を実施している。

「私たちは当初から、政府が所有する株式をより多く売却すると言っていました。市場の状況が改善し、さまざまな投資機関や投資家の興味が湧いてきたら、より多くの株式の売却について間違いなく検討します」と述べた。

アル・ルマイヤン氏はまた、再生可能エネルギーと水素燃料におけるサウジアラビアの野心についても強調した。「信じていただけないかもしれませんが、アラムコは再生可能エネルギーに関心を持っています。アラムコは地球上で最大の石油・ガス会社ですが、自社のことをエネルギーおよび石油化学会社として考えているのです」

アル・ルマイヤン氏は、ピューリッツァー賞受賞者である石油史家のダニエル・ヤーギン氏に、PIFはサウジアラビアに年間400億ドルを投資して 「経済を刺激し、雇用を創出する」と語った。

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