日本のルネサスエレクトロニクス社は、土曜日、火災が発生した半導体工場での生産を再開した。この工場火災の影響で、世界的な自動車、スマートフォン、電化製品向けの半導体不足が悪化していた。
同社の広報担当者によると、同工場は日本時間の午前9時に、当初の予想よりも2日早く操業を再開した。
茨城県ひたちなか市にあるルネサスエレクトロニクス那珂工場は、3月19日、機械装置に過電流が生じたことによる火災に見舞われた。
自動車に使用される世界のマイクロコントローラー・チップ市場のほぼ3分の1のシェアを占めるルネサスは、先月起きた火災により23台の機械が損傷し、交換・修理の必要があると発表していた。
当初ルネサスの柴田英利社長は、1ヶ月以内に工場での生産を再開すると述べていたが、火災前の生産レベルへの回復には最大で120日程度かかるとみられている。 柴田社長は月曜日に記者会見を開き、同工場の最新の状況について報告することになっている。
ロイター