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アル・ウラーは2023年に25万人の訪問客数を目指すとCEOが語る

(AN写真:Huda Bashatah)
(AN写真:Huda Bashatah)
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20 Feb 2022 04:02:45 GMT9
20 Feb 2022 04:02:45 GMT9

当該都市に必要なエネルギーの50%を持続可能な資源で得る計画が進行中

ファハド・アブルジャダイエル

アル・ウラー:アル・ウラー王立委員会(RCU)のCEOによると、歴史的な都市アル・ウラーは、2023年に25万人の観光客や訪問者を受け入れるために目下整備中である。

サウジアラビア北西部に位置するアル・ウラーは、ユネスコ世界遺産に指定されている。

アラブ・ニュースとの独占インタビューで、アムル・アルマダニ氏は、委員会はすでに「タントラの冬」フェスティバルを開催し、アル・ウラーの潜在能力を測っていると述べた。

アムル・アルマダニ氏

この成功を受け、アル・ウラーは年間を通して観光客を迎え入れる予定で、これにより観光客数のさらなる増加に繋がるだろうとCEOは語った。

RCUによる開発で、アル・ウラーは、いくつかの段階を経て空港を拡張でき、年間40万人もの観光客を受け入れることが可能となった。

「現在の空港は、今後10年間の我々のニーズに十分応えられるものです」とアルマダニ氏は説明する。 

RCUは2035年に200万人の訪問者数達成という最終目標を掲げているため、空港はさらなるアップグレードが後に開始される予定である。

しかし、同CEOは、空港へのさらなる投資の前に、成長の根拠を確認する必要があると述べている。

RCUは、運営コストを削減し、都市の忙しいライフスタイルとは異なる生活の質を導入することで、アル・ウラーをビジネスにも有望な地点として位置づけることを目指している。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の、資産の発展よりも人の発展を優先するというビジョンに触発され、RCUは600~700人の学生を支援する奨学金プログラムを開始し、最終段階では1,000人もの学生を支援するまでになった。

「私たちはまず、観光、ホスピタリティ、考古学、農業(などの)必要不可欠な分野からスタートしました」とアルマダニ氏は述べた。

RCUは、2021年10月に発足したサウジ・グリーン・イニシアチブが進めるアル・ウラーの開発計画においては、持続可能性が主要な要素であると考えている。

アルマダニ氏は、委員会が2035年までにアル・ウラーに必要なエネルギーの50%を持続可能な資源から得ることを望んでいると述べた。

この目標を達成するために、RCUは2つの持続可能なエネルギーによる発電所を開発中で、今から約1年半後に入札が行われる予定である。1基はアル・ウラーの北部に、もう1基は南部に設置される予定。

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