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サウジアラビアと日本、あらゆる分野で二国間関係を強化へ 岸田首相

岸田文雄首相は日曜日から3日間の中東訪問を開始した。 (ファイル/AFP)
岸田文雄首相は日曜日から3日間の中東訪問を開始した。 (ファイル/AFP)
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17 Jul 2023 01:07:27 GMT9
17 Jul 2023 01:07:27 GMT9

アラブニュース

リヤド: 日曜日に3日間の中東訪問を開始した岸田文雄首相によれば、サウジアラビアと日本の二国間関係は強化の方向にあるという。  

アル・リヤド紙に寄せた声明の中で、岸田文雄首相は、石油以外にも多くの分野が含まれ、長年にわたって着実な成長を遂げてきた「戦略的」パートナーシップの重要性を強調した。  

首相はまた、サウジアラビア王国が日本の原油需要の約40%を供給していることを指摘し、両国の戦略的協力関係の重要性をさらに強調した。  

さらに岸田首相は、アラブ・イスラム世界における同王国の先駆的な役割と、同地域における平和と安全の確立に向けた継続的な試みについて語った。  

また、2016年に両国が立ち上げた「サウジ・日本ビジョン2030」の枠組みの中で、専門知識と最新技術の提供において、王国と緊密に協力する日本の熱意を強調した。  

両国の60以上の省庁や政府機関が参加するこの共同ビジョンは、100以上のプロジェクトの開発に基づいている。    

岸田首相が日曜日にサウジアラビアに到着するのは、2020年に故安倍晋三首相が訪問して以来、日本の指導者としては初めてのことだ。彼はまた、3日間の訪問の一環として、UAEとカタールを訪問する予定だ。

今回の訪問は、日本が湾岸協力会議諸国との関係を発展させ、エネルギーを中心とした様々な分野での協力を構築することを目的としている。  

サウジアラビア、UAE、カタールは、日本の原油輸入総量の80%以上を占めている。  

ロシアとウクライナの戦争がエネルギー供給の懸念を引き起こしている中、岸田首相はアラブ諸国に対し、増産によって石油市場を安定させるよう働きかけるとみられる。  

今年末にはアラブ首長国連邦(UAE)で国連気候変動会議(COP28)が開催されるため、岸田首相はまた、水素発電への移行を促進することで温室効果ガスの排出を削減する協力についても話し合う予定だ。  

これは、日本が2050年までにカーボンニュートラルを実現するため、より環境に優しい再生可能エネルギー技術を積極的に開発していることを意味する。 

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