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コミュニティを繋ぐプラットフォームChappyzが、サウジアラビアと日本での展開を見据える

Chappyzはコミュニティとプロジェクトを繋げ、ボットの活動に対処しつつ、誠実な取り組みには報酬を与える革新的なWeb3プラットフォームだ。(X/@Chappyzcom)
Chappyzはコミュニティとプロジェクトを繋げ、ボットの活動に対処しつつ、誠実な取り組みには報酬を与える革新的なWeb3プラットフォームだ。(X/@Chappyzcom)
Chappyz最高経営責任者(CEO)、ジョン・シアーズ氏。(提供)
Chappyz最高経営責任者(CEO)、ジョン・シアーズ氏。(提供)
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22 Dec 2023 04:12:28 GMT9
22 Dec 2023 04:12:28 GMT9

シャンタル・フアド

ドバイ:コミュニティとプロジェクトを繋ぎ、ユーザーが実行、協力、報酬の獲得を行えるAI搭載型のプラグアンドプレイ・プロトコルChappyzが、リアルなコミュニティの成長への道を切り開き始めている。

「Chappyzはコミュニティとプロジェクトを繋げ、ボットの活動に対処しつつ、実体のある取り組みには報酬を与える革新的なWeb3プラットフォームです。最先端のAI技術を活用しているChappyzは、同じ情熱を持つ実体のあるユーザー同士を繋げ、偽アカウントを排除し、有意義な交流の促進に努めています」Chappyzの共同創業者ジョン・シアーズ氏は、アラブニュース・ジャパンの独占取材に対しそう話す。

「Engage2Earn」のコンセプトは、Chappyzの本質となっている。Chappyzはユーザー間の良質な交流を重視しており、ユーザーはタスクの完了や議論への参加を通じて報酬を獲得できる。

Chappyzは適応性が高く、コミュニティのオーナーは様々なソーシャルメディアプラットフォームに自分でタスクや報酬の設定を行える。「Chappyzはコミュニティのエンゲージメントのあり方を変えようとしているだけでなく、信頼と包摂を育むことでオンラインの状況に革命を起こそうとしています」シアーズ氏はそう続ける。

Chappyzは全メンバーに対して開かれており、参加に際して基準などは設けられていない。Chappyzでは、プラットフォームに貢献するすべての人を歓迎している。

シアーズ氏は、このユニークなプラットフォームはどこから着想を得たのかについて語った。シアーズ氏によると、デジタル世界の成長スケールにより、オンラインコミュニティの本質を損なう表面的な交流や偽アカウントが入り込む余地が大きくなっているという。「Chappyzは、オンラインコミュニティのニーズの進化に対する私たちの回答です。真のエンゲージメント、包摂、テクノロジーの有意義な活用による共同作業の改善といったことを優先させようという呼び掛けです。AIとWeb3を活用することで、私たちはコミュニティとプロジェクトの一体化という点に革命を起こそうとしています。人々が本当の意味で共感しあえる、ダイナミックで、やりがいがあり、より繋がりを感じられるオンライン体験の創出がすべてです」

Chappyzは独自のアプローチを採用している。既存の業界やツールは高評価やフォロワー数を重視している一方、Chappyzはコアエンゲージメントや成長の質を優先する姿勢を打ち出している。

シアーズ氏は、直面した中で特に大きかった課題について次のように語った。「APIへのアクセスでしょうか。我々はトラフィックを生み出しているので、ソーシャルメディアやメッセンジャープラットフォームにとって利用する利点はやはりあるわけですが。規制環境全般は、当然ながら重要です。特に厳しい地域であってもChappyzが規制に沿ったものになるよう、注力してきました」

報酬の獲得はユーザーにとって大きなインセンティブだ。プラットフォームの報酬システムの仕組み、報酬システムに暗号通貨とトークンが組み込まれていることについてシアーズ氏は次のように説明する。「我々のAIシステムがコミュニティの会話をモニタリングし、各インタラクションの質の価値をパーセンテージスコアとして採点します。そしてポイント/トークンが関連付けられ、ほぼリアルタイムでコミュニティのメンバーに報酬が送られます。時々Chappyzを確認するだけで、報酬を受け取ることができます。

Chappyzはできるだけシンプルかつ簡単に使えることを常に意識して設計されてきました。フルローンチ仕様でプラットフォームがリリースされた際には、各ブランドは自ら設定したパラメータやテンプレート化されているタスクを使ってキャンペーンを行えるようになります。つまり、自ら選んだトークンやNFTでコミュニティのメンバーに報酬を与えたり、エコシステムの参加者のみがキャンペーンに参加できるよう、適格性の基準を設定したりといったことまで可能になります」

日本やサウジアラビアといった新市場への展開についてシアーズ氏は、「サウジアラビアや日本の市場は、いくつかの重要なファクターにより大きな可能性を秘めています。サウジアラビア市場では、Web3やブロックチェーン技術への関心が高まっており、デジタルイノベーションを推進するイニシアチブが複数存在します。これはChappyzのWeb3をベースにしたアプローチと完璧に一致しており、テクノロジーに精通したサウジアラビアのオーディエンスに適しています。さらに、同地域におけるコミュニティや共同作業の重要性により、Chappyzは有意義な繋がりやパートナーシップを育むための重要なプラットフォームになれるでしょう。日本市場ではテクノロジー、イノベーション、コミュニティ形成が特に重視されています。日本のユーザーは誠実なエンゲージメントに価値を置くことで知られており、本物のインタラクションに報いるChappyzのコミットメントと非常に好相性です。さらに日本市場は暗号通貨やトークンベースの報酬を導入する準備が整っているので、参加にインセンティブを与えるためにブロックチェーン技術を活用しているChappyzと合っています。どちらの市場も、それぞれにChappyzを支える指針やテクノロジーに対する受容度が高いので、我々のサービスが成長するための環境として期待が持てます」

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