アトランタ：リンジー・ホランが77分にPKを決め、アメリカは2-1で日本に勝利した。

メルセデス・ベンツ・スタジアムの50,644人の観衆の前で行われたこの試合では、ジェディン・ショウも得点を決め、アメリカ女子の母国での親善試合としては過去最高記録となった。また、1999年のワールドカップ決勝以来、アメリカ開催の女子試合では最大の観客数となった。

この試合はまた、怪我のため長期欠場していたマロリー・スワンソンとカタリーナ・マカリオの復帰戦でもあった。

「今日の試合は、ファンの力が大きかったと思う」とアメリカの暫定コーチ、トウィラ・キルゴア氏は語り「試合中、常にファンの存在を感じた」と続けた。

試合開始30秒、日本がゴールを決めた。清家貴子が右サイドをダッシュし、ディフェンダーをかわして放ったシュートは、アメリカのGKアリッサ・ネアーをかわした。アメリカが開始1分で失点したのは2003年以来初めてのことである。

スワンソンは、昨年のアイルランドとのエキシビションマッチで膝蓋腱を負傷して以来、約1年ぶりの復帰戦で先発出場した。この負傷により、彼女は昨夏の女子ワールドカップから遠ざかっていた。

スワンソンは15分にゴールを決めかけたが、日本のGKに阻まれた。72分にもチャンスはあった。

「少し興奮気味だったのは確かです。ジタバタしないで、次へ進みます」とスワンソンは語った。

マカリオは、リヨンとの試合で靭帯損傷後、2年ぶりに代表チームの出場を果たした。

10番を背負ったショウは、ペナルティーエリアの外からゴールを決め、同点に追いついた。19歳のショウは、5試合連続先発出場で5ゴールを挙げた最初のアメリカ人選手である。

キルゴア監督はショウについて「ひとつ指摘しておきたいのは、彼女が見事なゴールを決めただけも、非常に効果的な攻撃の一翼を担っただけでもなく、守備面でも素晴らしかった。挑戦し続け、成長し続けている。そしてこれがチームに大きな違いをもたらしている」と語った。

ショウのゴールが決まる直前、アメリカはDFナオミ・ギルマが右太ももを負傷して退場するというアクシデントに見舞われた。ギルマは昨年のアメリカサッカー年間最優秀選手だった。

ホランの決勝点となるPKは、ソフィア・スミスがボックス内で倒された後に決まった。

コービン・アルバートは、過去のソーシャルメディアへの投稿が物議を醸したため、後半に交代した。

カナダは土曜の試合終了間際に1-1で引き分けた後、PK戦でブラジルを下した。アメリカは火曜にオハイオ州コロンバスで行われる「SheBelieves」カップ決勝でカナダと対戦する。ブラジルは日本と対戦する。

「SheBelieves」カップに出場するチームはすべて、今夏フランスで開催されるオリンピックの出場権を獲得している。キルゴアは、アメリカがチェルシーでシーズンを終えたエマ・ヘイズ新監督の到着を待つ間、暫定的にコーチを務めている。

AP