アラブニュース
ジェッダ:10月5日、F1サウジアラビアグランプリの主催者であるサウジアラビア自動車・オートバイ連盟 (SAMF:Saudi Arabian Automobile and Motorcycle Federation)は、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットのロゴを発表した。
2カ月先に迫った12月3日から5日にかけて、ジェッダはF1の2021年シーズンの最終戦の1つ前のラウンドを開催して、モータースポーツ界の頂点に立つ。ジェッダ・コーニッシュ・サーキットの新たなロゴは、サウジアラビア王国の真正のアイデンティティ、豊かな遺産、莫大な能力、そしてモータースポーツや世界的なエンターテインメントのイベントのための最新の本拠地としての確固たる地位を反映している。
サウジアラビア自動車・オートバイ連盟CEOのハーリド・ビン・スルタン・アル・アブドゥラー・アル・ファイサル王子はこの新ロゴの発表を言祝いだ。
「数カ月後にフォーミュラ1がサウジアラビア王国にやってくるのを前に、私たちのサーキットのこの特徴的な新ロゴを発表できることに感動を覚えます」
「12月にフォーミュラ1のファンをお迎えして、F1では最速・最長となる市街地サーキットで一流のモータースポーツを観戦していただく準備に取り組んでいることをたいへん光栄に感じています。サーキットは独特の特徴と独自のアイデンティティを擁しており、それは斬新なロゴにもよく表れています」
SAMFはサウジアラビア王国の大望、情熱、そしていっそう繁栄する未来の絶え間なき追求を再現するロゴに根気強く取り組んできた。
ハーリド王子は、「ジェッダ・コーニッシュ・サーキットと同じく、このロゴは大きな夢を実現しようとする我が国の意思と、いっそう繁栄する未来の絶え間なき追求の過程でその夢を現実に変えるための厳しい決断の延長線上にあります」と語った。
「この驚異的なイベントを全世界にお届けするために、私たちのチームはあと2カ月間全身全霊を傾けます。12月に私たちの夢をみなさんにお分かちできることを楽しみにしています」
ロゴのデザインに当たって、SAMFはF1の歴史とその格式あるブランドを十分に取り入れることを希望した。チェッカーフラッグへと移行する波をあしらったデザインのこのロゴは、ジェッダが風光明媚な紅海沿岸という格別の場所にあることを讃えている。ロゴにはジェッダ・コーニッシュ・サーキットのフル名称が記され、未来風の筆致の太字でデザインされている。
このように現代的な都市ジェッダとF1レースの瀟洒なイメージが混ざり合って、力強いレース文化とサウジアラビア王国に新たな本拠地を見出した豊饒なスポーツ遺産が強化される。これがロゴのアイデンティティの元になっている主要な思考だ。
F1サウジアラビアグランプリCEOのマーティン・ウィタカー氏は、「ジェッダ・コーニッシュ・サーキットの開発ペースは、とりわけトラック建設の最終段階という重要な局面に入って、非常に良好に進んでいる」と述べた。
「9月までにメイントラックのスタンドはほぼすべて構築され、現在は印象的な280メートルのF1チームビルなど、サーキットの常設・半常設の構造物を構築している最中です。ファン向けのゾーンや特別観覧席などの他の構造物も建設中です」
「こうした作業のすべてを9カ月以内に仕上げるのはたいへんな仕事ですが、あと2カ月しかない。記録的なスピードで建設される世界最長、最速、最新の市街地サーキットの完成までもう少しです」
このモータースポーツサーキットの建設スピードは加速しており、建設チームは全長6.175キロのトラックへのアスファルト敷設という重要な作業をほぼ完了している。
メンテナンスガレージやチームビルなどの主要な構造物は9月上旬に姿を見せた。期待の高まる週末に参加するF1の熱狂的なファンは、ジェッダの壮麗な紅海沿岸を背にスターティンググリッドを見下ろすことになる。
2021年F1サウジアラビアグランプリのチケット予約は、次のウェブサイトから可能https://www.saudiarabiangp.com