• オバイド・アル・ケトビ、アフメド・アルシャムシ、ハリブ・アルハマディが金メダルを獲得し、U16チームは国外初挑戦で歴史的結果を残した

アラブニュース

アスタナ：ムバダラ・インベストメント・カンパニーが後援するUAEの柔術代表チームが、カザフスタンのアスタナで開催中のJJIF世界ユース柔術選手権の16歳以下の部でメダル8個を獲得する素晴らしい結果を残し、力強いスタートを切った。

まずはアフメド・アルシャムシが42キロ級でUAEに今大会初の金メダルをもたらした。そのすぐ後には、オバイド・アル・ケトビが50キロ級で金メダルを獲得、ハリブ・アルハマディが55キロ級で金メダルを獲得した。

初の国際大会で素晴らしい技術を見せつけたU16の選手たちは金3個、銀2個、銅3個のメダルを獲得し、タイトル防衛に向けて順調なスタートを切った。4日間の大会の初日となった22日、サレム・アルハムード（73キロ超級）とアドナン・アルザローニ（60キロ級）がUAEに銀メダルをもたらした。エイサ・アルブルーシ（38キロ級）、ハムダン・アルナジャー（46キロ級）、アブドゥルアジーズ・アラキディ（66キロ級）が銅メダルを獲得した。

開催国のカザフスタンからは、今大会最多となる175人の選手が参加している。過去3大会で優勝しているUAEからは86人、ギリシャから76人、ウズベキスタンから70人の選手が参加している。

UAE柔術連盟の副会長モハメド・サレム・アル・ダヘリ氏は、次のように語った。「U16チームによる今日の素晴らしいパフォーマンスを心から祝福したいと思います。厳しい戦いでしたが、彼らの試合ぶりは見事でした。

柔術が世界的に発展を続けるなか、代表チームも選手たちも驚異的な成長を遂げており、国際競争のレベルは激化しています。この前向きな成果は、主要な国際大会の開催という点にも表れているように、柔術を世界に広めるというUAE柔術連盟のビジョンと合致するものです。

UAE代表チームは7月にモンゴルで行われた柔術世界選手権、2月にタイで行われたアジア選手権で素晴らしいパフォーマンスを見せ、重要な勝利を掴みました」アル・ダヘリ氏はそう続ける。

「彼らはタイとパリで行われたグランプリ大会でも並外れた成績を残しています。こうした成果はチームが向かっている方向性を鮮烈に示すものであり、我々としては彼らが今後もさらにメダルを獲得し、タイトルを手にする力を持っていると心から信じています」

またアル・ダヘリ氏は、長年に渡って柔術を支援してきたUAEのリーダーシップにも感謝の意を示した。

42キロ級で金メダルを獲得したアルシャムシは、「厳しい戦いでしたが、今日の勝利の感覚はとても言葉では言い表せません。このメダルは私たちの指導者たち、UAE柔術連盟の関係者、コーチ、そして私を支えてくれたすべての方々に捧げたいと思います」と述べた。

「このメダルが意味するのは私たちのこの数カ月間の努力が望んだ形で報われたということであり、モチベーションの後押しになるでしょう。世界チャンピオンになったことで、私は今後一層努力し、インスピレーションを引き出し、全力を尽くし、進歩を続けていきます。全てはアッラーの思し召しです」

50キロ級で金メダルを獲得したアル・ケトビは次のようにコメントした。「このような大きな大会で頂点に立てたということは、特にこのレベルの国際大会で戦った経験のなかった私にとって非常に大きな成果です」

さらにアル・ケトビは次のように続けた。「私たちはこの勝利をとても嬉しく思っており、これはUAEがいかに素晴らしいかを示すものです。チャンピオンチームである私たちに対して皆さんが望んだ戦いができたことを、私たちは誇りに思っています。そしてこの勝利が、この世界選手権におけるUAEの素晴らしい活躍の始まりに過ぎないものになることを願っています」