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対中感情「良くない」9割超=中国人5割弱が処理水「心配」―世論調査

締結から今年で45周年を迎える日中平和友好条約については日本人の41.2%、中国の59.1%が「機能していない」と回答した。(AFP)
締結から今年で45周年を迎える日中平和友好条約については日本人の41.2%、中国の59.1%が「機能していない」と回答した。(AFP)
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11 Oct 2023 03:10:43 GMT9
11 Oct 2023 03:10:43 GMT9

日本の民間団体「言論NPO」などは10日、東京都内と北京の会場で記者会見し、日中両国の共同世論調査結果を公表した。中国に対しての印象を「良くない」と答えた日本人は前年比4.9ポイント増の92.2%で、2005年の調査開始以来2番目に高かった。理由としては中国の「尖閣諸島周辺の領海、領空侵犯」が57.2%と最も多かった。

日本に対しての印象を「良くない」と答えた中国人は前年比0.3ポイント増で62.9%とほぼ横ばい。「良い」と答えた人は37%で、1.8ポイント増加した。

東京電力福島第1原発の処理水海洋放出について、「心配している」と答えた中国人は47.6%に上った。一方で、日中関係の発展を妨げるものとして日本人の36.7%が処理水問題を挙げる中、同様の回答をした中国人は5.8%にとどまった。

締結から今年で45周年を迎える日中平和友好条約については日本人の41.2%、中国の59.1%が「機能していない」と回答した。

言論NPOの工藤泰志代表は調査結果について「両国の交流や政府間対話が動いておらず、相手への認識を報道によって判断している」と指摘。対中感情の悪化について「交流が増えることで改善するだろう」と強調した。

調査は日中両国で8~9月に18歳以上を対象に実施され、約2500人から回答を得た。 

時事通信

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