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梶山経産相:IAEAとの協力を重視=処理水処分で

「国際社会に開かれた方法で廃炉汚染水対策を進めていきたい」と梶山氏はIAEA のラファエル・グロッシ事務局長との会談で語った。(AFP伝)
「国際社会に開かれた方法で廃炉汚染水対策を進めていきたい」と梶山氏はIAEA のラファエル・グロッシ事務局長との会談で語った。(AFP伝)
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27 Feb 2020 01:02:17 GMT9
27 Feb 2020 01:02:17 GMT9

梶山弘志経済産業相は27日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と経産省内で会談した。東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分について「国際社会に開かれた形で廃炉汚染水対策を進めていきたい」と語り、IAEAとの協力を重視していく考えを伝えた。

 これに対しグロッシ氏は、日本政府が海洋放出などの処分方法を検討していることを念頭に「国際慣行に合致しており、前向きに捉えている」と述べ、理解を示した。

 経産省によると、実施する場合、放射性物質の放出に関するモニタリング支援などで協力の用意があることが伝えられたという。

 政府の小委員会は今月10日、海洋放出と大気放出を「現実的な選択肢」とする報告書をまとめた。IAEAに対して評価と助言を求めており、近く報告が出る見通し。

 経産省の担当者は、漁業関係者や韓国が海洋放出案を批判していることなどを踏まえ「プロセスの透明性を高めることで、風評被害の払拭や国際社会の理解獲得につなげたい」と話している。

時事通信社

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