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池田大作氏が死去=創価学会名誉会長―公明党運営にも影響・95歳

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18 Nov 2023 09:11:49 GMT9
18 Nov 2023 09:11:49 GMT9

創価学会(総本部・東京都新宿区)名誉会長で、公明党を結成した池田大作(いけだ・だいさく)氏が15日夜、老衰のため新宿区の学会施設で死去した。95歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。後日、お別れの会を開催する予定。

巨大宗教団体の実質トップの死去は、同学会にとどまらず、公明党の組織運営にも影響しそうだ。

1928年、東京都大田区生まれ。19歳で創価学会入りし、第2代会長の故戸田城聖氏の下で手腕を発揮。同会長の事業を支えたほか、選挙を指揮するなどして頭角を現し、60年に32歳の若さで第3代会長に就任した。

会長就任後は国内外への組織拡大に努め、国内では会員数を75万世帯から827万世帯へ拡充。75年には創価学会インタナショナル(SGI)を発足させ、会員は192カ国・地域に上る。

64年には学会内の公明政治連盟を分離して公明党を結成。67年の衆院選では一挙に25議席を獲得した。しかし69年に、学会と公明党が批判本の著者や出版関係者に出版や流通・販売取りやめを求めたとされる「言論出版妨害事件」で批判を浴びたことから、「政教分離」を表明した。74年には共産党の宮本顕治委員長(当時)との間で、共存を認め合う「創共協定」(その後解消)を結んだ。

一方、組織拡大に伴い、宗門である日蓮正宗総本山大石寺(静岡県富士宮市)と対立。池田氏が79年に名誉会長に退くことで修復を図ったが、学会は91年に破門となった。

名誉会長就任後は実権を掌握しながら、SGI会長として各国を訪問。2008年5月には来日した中国の胡錦濤国家主席(当時)と会談した。近年は公の場に姿を見せていなかった。

創価学会の原田稔会長(82)は18日午後、公式ホームページ上の動画で「突然の訃報に大変驚き、深い悲しみを抑えることができない。先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げる」などとする談話を発表。23日に会員のみが参列できる「創価学会葬」を行うと明かした。 

時事通信

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