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次期駐日米国大使が岸田文雄首相と会談。同盟関係の深化を誓う

2022年2月4日、東京の首相官邸で行われた岸田文雄首相と会談する、次期駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏(左)。(ファイル・写真/AP)
2022年2月4日、東京の首相官邸で行われた岸田文雄首相と会談する、次期駐日米国大使のラーム・エマニュエル氏(左)。(ファイル・写真/AP)
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05 Feb 2022 01:02:50 GMT9
05 Feb 2022 01:02:50 GMT9

ラーム・エマニュエル次期駐日米国大使は、岸田文雄首相と会談し、日米両国の同盟関係を深めるために「誠心誠意」働くことを約束した。

外務省の発表によると、両氏は、中国の軍事的脅威の高まりや北朝鮮のミサイル発射実験のエスカレートなど、地域の懸念事項について議論し、緊密に協力することで合意したという。

エマニュエル氏は会談後、記者団に対し、「私は、同盟の理想のために毎日誠心誠意働くことを首相に誓いました」と述べた。

エマニュエル氏は岸田氏に、背中に「Kishida 100」とプリントされた、同氏が以前市長を務めていた地元シカゴを本拠地とするメージャーリーグ、カブスとホワイトソックスのユニフォームを贈呈した。故郷の広島カープをこよなく愛する第100代内閣総理大臣は、このプレゼントに満面の笑みを浮かべた。

岸田氏は、大使の就任について「日米同盟の固い絆を象徴するもの」とし、エマニュエル氏には日米関係のさらなる強化を期待していると述べた。

しかし、最近では新型コロナウイルス感染症対策の違いから両国の間に摩擦が生じている。日本では入国制限が厳しく、外国人の入国はほとんど禁止されているにもかかわらず、日本の基地に直接飛来した米軍は検疫規則や検査が免除されていた。12月下旬、在日米軍基地内で発生した大規模な集団感染について問い合わせた後に初めてこのプロセスについて知らされた日本政府関係者は驚いたという。

在日米軍5万人の大半が駐留し、反基地感情の強い沖縄を含む近隣地域で感染は急速に広がっている。

林芳正外務大臣は金曜日、米軍が日本の対策に従うことを確認できなかったことを含め、両者の間の不十分な意思疎通を非難した。

エマニュエル氏が来日したのは、ジョー・バイデン米大統領がインド太平洋地域への注力を強め、オーストラリアやインドを含む「クアッド(Quad)」と呼ばれる地域的枠組みを通じた日米パートナーシップの強化を図っているためだ。

先月行われたオンラインサミットでは、バイデン氏と岸田氏は、春に東京で開催されるQuadの直接会談に出席することで合意した。

エマニュエル氏は下院議員を3期努め、オバマ元大統領の初代ホワイトハウス首席補佐官や、ビル・クリントン元大統領の政権で上級顧問を務めた経歴の持ち主である。

同氏は今後、宮中で行われる天皇陛下への信任状捧呈を経て、正式に大使職に就くことになる。

駐日米国大使のポストは、ウィリアム・ハガティ氏が上院議員に立候補するために2019年7月に退任した後、2年以上にわたって空席となっていた。

AP

 

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