Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 日米など9カ国、北朝鮮非難=ミサイルめぐり緊急会合―国連安保理

日米など9カ国、北朝鮮非難=ミサイルめぐり緊急会合―国連安保理

今回はノルウェーが新たに加わり、15理事国の半数を上回る8カ国が日本と共に非難の声を上げた。 (AFP)
今回はノルウェーが新たに加わり、15理事国の半数を上回る8カ国が日本と共に非難の声を上げた。 (AFP)
Short Url:
05 Feb 2022 04:02:57 GMT9
05 Feb 2022 04:02:57 GMT9

ニューヨーク時事: 国連安保理は4日、北朝鮮による中距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を受け、非公開の緊急会合を開いた。会合後、日米欧など9カ国が共同で非難声明を発表。一方、中国は「解決のカギは既に米国の手の中にある」と述べ、米国に制裁緩和などの対応を迫った。

北朝鮮のミサイル発射を協議する安保理会合は今年に入り3回目。安保理外交筋によると、米国が非難声明の取りまとめを模索しているが、中国とロシアは反対。今回も一致した対応は取れなかった。

共同声明は、火星12の打ち上げを「安保理決議違反の著しい悪化で、最も強い言葉で非難する」と強調。「安保理が沈黙を続ける代償はあまりに高い。決議違反が常態化する」とも指摘した。今回はノルウェーが新たに加わり、15理事国の半数を上回る8カ国が日本と共に非難の声を上げた。 

しかし、中国の張軍国連大使は会合前、報道陣に対し「米国が状況を打開したいならば、もっと魅力的で実践的なアプローチを提案しなくてはならない」と主張。ロシアと共に提案している制裁緩和を求める決議案は「緊張を高めるのを避けるためだ」とも述べ、1月に対北朝鮮独自制裁を発表した米政府をけん制した。

これに対しトーマスグリーンフィールド米国連大使は会合後、「1カ月に9発の弾道ミサイルを発射した北朝鮮に褒美を与える理由はない」と反論。「圧力をかけ続けなくてはならない」と訴えた。

時事通信

topics
特に人気
オススメ

return to top