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日本の首相が、マレーシアの首相と首脳会談を実施

日本の岸田文雄首相とマレーシアのイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相。(@MofaJapan_jp /ツイッター)
日本の岸田文雄首相とマレーシアのイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相。(@MofaJapan_jp /ツイッター)
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31 May 2022 12:05:04 GMT9
31 May 2022 12:05:04 GMT9

アラブニュース・ジャパン

日本の岸田文雄首相は金曜日、マレーシアのイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相と首脳会談を行い、その後、両国間で署名された協力覚書の文書交換式が執り行われた。

外務省は声明で、会談と式典には古川禎久法務大臣(式典のみ)、末松信介文部科学大臣(式典のみ)、萩生田光一経済産業大臣(式典のみ)、磯崎仁彦内閣官房副長官ら関係者も出席したと発表している。

2022年は日本とマレーシアの外交関係樹立65周年かつ、ルックイースト政策40周年にあたるため、岸田首相は特定技能労働者や、青少年・スポーツ交流、航空機産業に関する協力覚書の締結を歓迎し、両国の産業政策対話の確立に向けた議論の開始に賛同した。

会談の中で岸田首相は、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に向け、マレーシアとの協力を強めることや、インド太平洋に関するASEAN概況(AOIP)の優先分野を強化する意向を表明した。また、ルックイースト政策は、マレーシアの発展と両国関係の礎であると付け加えた。

これに対しサブリ首相は、マレーシアの発展に「大きく」貢献した日本の支援に謝意を表明し、日本とマレーシアの既存の協力関係と戦略的パートナーシップをさらに強化する方法について議論した。

また、岸田首相は、筑波大学マレーシアキャンパスの早期開設を期待していると述べた。これに対してサブリ首相は、同大学の分校開設の重要性を強調し、早期開設を指示したと述べた。

「アジア・ゼロエミッション共同体」構想について議論する中で、岸田首相は、マレーシアの実現可能なエネルギー転換や、デジタル技術、サイバーセキュリティ、5G、サプライチェーンの強靭化などの分野で協力する方針を示し、これらはすべて二国間関係の強化に資するものであるとした。

ウクライナへの侵略に関して、岸田首相は「ロシアのウクライナへの侵略は、国連憲章やASEAN憲章に規定されている主権と領土の尊重に違反し、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがすものだ」と述べた。両首脳は、いかなる国への侵略も容認できないという意見を強め、人道的状況の改善を試みる一方で、この侵略が世界経済に与えた影響を緩和するために協力することを決定した。

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