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日台関係を深化=麻生氏、蔡総統と会談

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09 Aug 2023 06:08:24 GMT9
09 Aug 2023 06:08:24 GMT9

台北時事: 自民党の麻生太郎副総裁は8日、台湾の蔡英文総統と総統府で会談し、日台関係を深めることで一致した。両氏は、台湾への軍事・経済的威圧を強める中国の動向などを念頭に、国際情勢を巡り協議し、「台湾有事」の可能性も否定できないとの認識を共有。有事の際の邦人保護の在り方についても意見交換した。

麻生氏は会談で「お互い困ったときは助け合う。いいときはお互いに喜びも分かち合う。そういう日台関係であり続けたい」と表明した。

蔡総統は、5月に広島で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明で「台湾海峡の平和と安定の重要性」に触れたことについて、「日本政府に感謝したい。(日本は)これまでに何度も台湾海峡の平和を支持すると表明した」と述べた。会談は1時間弱行われた。

これに先立ち、麻生氏は頼清徳副総統と会談。頼氏は、麻生氏の訪台に謝意を伝えた上で「(日本は)歴史上、安全保障上の信頼できるパートナーだ」と強調した。麻生氏は、中国に対する危機感を示し、「台湾の平和は日本人にとって極めて大きな要素だ」と述べた。

頼氏は来年1月の総統選に与党・民進党から出馬を予定。麻生氏は、最大野党・国民党の侯友宜・新北市長、第3党・民衆党の柯文哲・前台北市長とも先に日本で会談しており、3人の総統選候補全員と面会したことになる。

麻生氏は会談後、記者団に対し「選挙の結果は日本にとっても極めて大きな影響が出る。次の人を育ててもらいたいという話を蔡総統に申し上げた」と説明した。

時事通信

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