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クルーズ乗客、下船開始=初日は高齢者ら500人程度―日常生活に制限なし・厚労省

乗客は下船前に体温の最終チェックを受けるが、公共交通機関を利用して帰宅できる。(AFP)
乗客は下船前に体温の最終チェックを受けるが、公共交通機関を利用して帰宅できる。(AFP)
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19 Feb 2020 12:02:43 GMT9
19 Feb 2020 12:02:43 GMT9

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で船内待機を続けていた乗客が19日午前、下船を開始した。発熱などの症状がなく、ウイルス検査で陰性が確認された人が対象で、同日は日本人の高齢者ら500人程度が下りる見通し。

乗客は下船前に体温の最終チェックを受けるが、公共交通機関を利用して帰宅できる。厚生労働省は、帰宅後も健康管理を続けるよう要請するが、日常生活に制限は設けない。 

船内の乗客乗員は17日時点で約3180人で、乗客の下船は21日に終了する予定。下船した乗客は、「検査陰性」と記された上陸許可証明書を受け取り、船の運航会社が用意したバスで最寄りの駅などに移動した。厚労省は、感染者の同室者らの下船日については個別に判断する。乗員の下船日程は、乗客下船後に同社と調整する。

クルーズ船は1月20日に横浜を出港し、2月1日の那覇入港時に検疫が行われた。その後、香港で1月25日に下船した男性の感染が発覚。同省は、船が3日に横浜港の大黒ふ頭沖に到着した際、那覇港での検疫を取り消して異例の再検疫を実施した。5日朝以降は、乗客に自室待機してもらうなどして感染拡大防止を図ってきた。

厚労省は15日、全乗客にウイルス検査を行い、陰性が確認されれば潜伏期間を考慮して19日以降に下船させる方針を発表。一方、80歳以上の高齢者で持病がある人らについては健康状態を配慮し、陰性だった場合は14日から下船させている。

クルーズ船には、3日の横浜入港時、日本人1281人を含む乗客2666人と乗員1045人の計3711人が乗っていた。18日までに検査で確認された感染者は計542人(日本人247人)で、重症者は計25人(同13人)に上っている。

JIJI Press

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