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岸田首相、中国の全面禁輸批判=東アジアサミット

岸田氏は、東京電力ホールディングスの故障した福島第一原子力発電所からのトリチウム含有処理水の海洋放出の安全性を確保するためにあらゆる措置を講じるという日本の立場を改めて表明した。 (AFP)
岸田氏は、東京電力ホールディングスの故障した福島第一原子力発電所からのトリチウム含有処理水の海洋放出の安全性を確保するためにあらゆる措置を講じるという日本の立場を改めて表明した。 (AFP)
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07 Sep 2023 09:09:23 GMT9
07 Sep 2023 09:09:23 GMT9

ジャカルタ: 岸田文雄首相は7日午前(日本時間同午後)、インドネシア・ジャカルタで東アジアサミット(EAS)に出席した。首相は、中国による日本産水産物の全面禁輸を「一部の国の突出した行動」と重ねて批判。東・南シナ海情勢を巡っても中国をけん制した。

東京電力福島第1原発からの処理水海洋放出について、首相は安全性に万全を期し、科学的根拠に基づいて国際社会に説明を続ける姿勢を強調。米国のハリス副大統領が支持を表明した。日本外務省によると、中国の李強首相から処理水への言及はなかった。

岸田首相は、中国を念頭に「東シナ海で日本の主権を侵害する活動が継続されている」と指摘し、南シナ海についても「軍事化や威圧的な行動が継続している」と述べた。一方、中国と「建設的かつ安定的な関係」を目指す日本の立場も説明した。 

同サミットは、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中ロなどの域外国で構成。首相はロシアのウクライナ侵攻に触れ、「世界が歴史的転換期にある今こそ、法の支配に基づく国際秩序を維持することが重要だ」と表明した。「力による一方的な現状変更」や経済的威圧に反対する考えも示した。

時事通信

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