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イスラエル軍によるシリアへの攻撃で兵士8人死亡

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25 Oct 2023 05:10:38 GMT9
25 Oct 2023 05:10:38 GMT9

ベイルート:水曜日、シリア南西部の軍事拠点に対するイスラエルの攻撃で、兵士8人が死亡したほか、7人が負傷したとシリア国営通信社(SANA)は報じた。

SANAは軍関係者の話として、イスラエルの「空からの攻撃」は南西部の都市ダルアー近郊の多数の軍事拠点を標的にしたと伝えた。また、この攻撃により物的損害も発生したと報じた。

SANAの報道によると、攻撃は水曜日の午前1時45分頃(グリニッジ標準時の火曜日22時45分)に行われた。

イスラエル軍は、シリアからイスラエルに向けたロケット弾発射への報復として、同国の戦闘機が水曜日早くにシリア軍のインフラと迫撃砲発射台を攻撃したと発表している。

イスラエル国防軍(IDF)は声明で、「昨日(火曜日)イスラエルに向けた発射への報復として、同軍の戦闘機がシリア軍の軍事インフラと迫撃砲発射台を攻撃した」と述べた。

イスラエルとハマスとの戦争によって、より広範な地域混乱が起こり、特にシリアならびにイランの支援を受けたレバノンのヒズボラとの現在の緊張がさらに激化するのではないかとの懸念が高まっている。

10月7日にパレスチナ・イスラム運動の武装勢力がガザ地区の国境を越えて襲撃し、凶行に及んだことで戦争に発展した。イスラエル当局によると、この襲撃で1,400人以上が命を落とした。

また、このイスラエル史上最悪の攻撃で、220人以上が人質として拉致された。これが沿岸のパレスチナ人地区へのイスラエルによる激しい砲撃の引き金となり、ガザ地区を支配するハマスは、これまでに5,791人が死亡したと発表している。

シリア国営メディアによると、日曜日のイスラエル軍の攻撃により、内戦で荒廃したシリアの2つの主要空港が使用不能となった。

イスラエルの攻撃により、首都ダマスカスと北部の都市アレッポにある政府管理の空港では、繰り返し航空便の運航停止が発生してきたが、今月のイスラエルとハマスとの紛争が始まってから、この2か所が同時に攻撃されたのは2度目である。

シリア当局によると、今月初め、イスラエル軍の攻撃でアレッポ空港が標的となり、5人が負傷し、空港も使用不能になったことを戦争監視団が報告した。

シリアでの10年以上にわたる内戦の間、イスラエルは主にイランに支援された部隊とレバノンのヒズボラ戦闘員、さらにはシリア軍の軍事拠点を標的として、北の隣国に対して数百回の空爆を行ってきた。

イスラエルは、シリアに対する個別の攻撃についてコメントすることはめったにないが、バッシャール・アル・アサド大統領政権を支援する宿敵イランのシリアにおける影響力拡大は許さないと繰り返し述べている。

ロイター&AFP

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