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元ファタハ指導者、ガザのパレスチナ人の「民族浄化」に米国が加担と語る

元ファタハ指導者ムハンマド・ダーラン氏は、ハドリー・ギャンブル氏とのインタビューの中で、ガザのパレスチナ人の「民族浄化」に加担しているとして米国を非難した。(スクリーンショット/X/ @_HadleyGamble )
元ファタハ指導者ムハンマド・ダーラン氏は、ハドリー・ギャンブル氏とのインタビューの中で、ガザのパレスチナ人の「民族浄化」に加担しているとして米国を非難した。(スクリーンショット/X/ @_HadleyGamble )
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20 Nov 2023 04:11:27 GMT9
20 Nov 2023 04:11:27 GMT9
  • 彼はまた、停戦を要求しなかったジョー・バイデン大統領とその政権を非難した。

アラブニュース

ロンドン:元ファタハ指導者ムハンマド・ダーラン氏は、TIME誌に掲載されたハドリー・ギャンブル氏とのインタビューの中で、ガザのパレスチナ人の「民族浄化」に加担しているとして米国を非難した。

彼はまた、停戦を要求しなかったジョー・バイデン大統領とその政権を非難し、米国が紛争をエスカレートさせたと歴史は判断するだろうと述べた。

「バイデン大統領はこの戦争に参加した。そして、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に子どもたちを殺す許可を与えたのだ」

「今日、彼と国務長官は、ネタニヤフ首相に、『司令部』であるアル・シファ病院を襲撃する許可を与えた。いったい何の司令部だというのか?」

「彼らは、ハマスがアメリカ中央軍のような組織体系を持ち、指導者がいて、それがこの病院の下に座っていると考えている。この犯罪に許可を与えたのは米国だ」と彼は付け加えた。

ギャンブル氏が19日にXで公開した映像の中で、ダーラン氏はまた、アントニー・ブリンケン国務長官がガザで起きている戦争を宗教対立にすり替えていると非難した。

「米国の国務長官が、『私はアメリカ合衆国国務長官としてではなく、ユダヤ人としてここに来た』と立ち上がりながら語った。私たちはそれを見ながら、同様にオサマ・ビンラディンやその同胞が立ち上がり、『私たちはイスラム教徒とともにある』と言いながら、この紛争を国家紛争から宗教紛争に変えることを求めているのだろうか?」

「アメリカ人はそれが望みなのだろうか?そうではないだろう。しかし、米政権はこの犯罪の完全なパートナーだ」と彼は続けた。

ダーラン氏は、フランスや英国を含むヨーロッパ諸国の指導者たちもまた、ガザでのイスラエルの行動に対して行動を起こさないという点において「程度の差はあるが」この犯罪に加担していると語った。

2006年のガザ選挙で追放されたファタハの元指導者である同氏はインタビューの全文において、イスラエルの大規模な砲撃が次世代のパレスチナ過激派を育てているとギャンブル氏に語った。彼は、ガザにおけるイスラエルの行動は、イスラエル国民を長期にわたる不安に陥れる可能性があると述べた。

イスラエル軍関係者が建物を破壊しながらその勝利を「誇示」し、パレスチナの市民に復讐していることについて、彼はこう問いかけた。「安定した国であるイスラエルでさえこのような復讐を考えているのなら、アル・シファ病院の子どもたちが大人になったとき、どのような事態が引き起こされると彼らは考えているのだろうか?」

ギャンブル氏から、10月7日のイスラエル攻撃についてハマスを非難するかと問われたダーラン氏は、パレスチナ人は「主戦論者」ではないが、最後まで「勇敢に」自分たちを守ると答えた。

「我々は他人を殺すことを要求しているわけではない。しかし、もし他人が我々を殺しに来たら、自衛する権利がある」と彼は語った。

ダーラン氏は、イスラエルとアラブ近隣諸国との和平が成功するかどうかは、パレスチナ人が直面している苦境を満足のいく形で解決できるかどうかにかかっていると述べた。

「パレスチナの権利なしにアラブ諸国との和平を成功させることはできない。これが10月7日、さらにそれ以前の出来事の結果だ。我々はそのことを理解していたが、他国はそのことに関心を示さなかった」

「もしイスラエルが全世界と和平を結びながら、パレスチナの人々と和平を結ばなければ、イスラエルは安全保障を得ることはできないと考えている。彼らは安定を達成することも、それを得ることもできないだろう」

「パレスチナの人々が彼らの意思に従うことはないだろう。むしろ、終わりのない抵抗の連続的なサイクルに入るだろう」と彼は付け加えた。

イスラエルの報復で多くのパレスチナ人が苦しんでいることを考えると、ハマスの攻撃はそれだけの価値があったのかというギャンブル氏の質問に対しダーラン氏は、「あなたは占領下での生活を経験したことがない」と答えた。

彼は、ヨルダン川西岸地区に住むパレスチナ人からの抵抗はさらに強まるだろうと予測した。

「占領は、そこに住む人々を内側から破壊する。あなたは自由に本を読めなくなり、自由に大学に行けなくなる。片方がガザに住み、もう片方がヨルダン川西岸に住んでいれば結婚もできなくなる。占領下の生活は、あなたの想像を超えている。私たちはそこに住み、それを経験してきた」

「今回の紛争はその当然の結果であり、次の紛争はヨルダン川西岸地区で起こるだろう」と彼は付け加えた。

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