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イスラエル軍の砲撃でレバノン兵3人が負傷 – 医療関係者

イスラエル軍による夜通しの空爆で破壊された家屋の瓦礫から、荷物を回収しようとする人々。2023年12月8日、国境に近いレバノン南部のマジュダル・ズーン村にて撮影。(AFP通信)
イスラエル軍による夜通しの空爆で破壊された家屋の瓦礫から、荷物を回収しようとする人々。2023年12月8日、国境に近いレバノン南部のマジュダル・ズーン村にて撮影。(AFP通信)
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09 Dec 2023 07:12:59 GMT9
09 Dec 2023 07:12:59 GMT9
  • イスラエル軍がラス・エル・ナコーラにあるレバノン軍基地付近を標的に砲撃を行い、レバノン軍兵士3人が軽傷を負った
  • 現場にいたAFP通信のカメラマンによると、担架に横たわった兵士らに呼吸困難の兆候は見られたが、開放創はなかったという

ベイルート:8日、レバノン南部において、イスラエル軍の砲撃によりレバノン軍兵士3人が軽傷を負ったと、現地の医療関係者が伝えた。一方レバノン軍は、病院に対する2度目の攻撃で死傷者は出なかったと報告した。

同日にはヒズボラも、同組織の戦闘員4人が死亡したと発表した。

医療関係者はAFP通信に対し、「イスラエル軍がラス・エル・ナコーラのレバノン軍基地付近を標的に砲撃を行い、兵士3人が軽傷を負った」と伝えた。

現場に居合わせたAFP通信のカメラマンが担架に載せられた兵士らを目撃しており、兵士らに呼吸困難の兆候はあったものの、開放創はなかったことを確認したという。

5日には、レバノン軍兵士1人を含む2人が、イスラエル軍による越境砲撃で死亡した。この一件は、イスラエルとイランの支援を受けるヒズボラとの間で、国境を挟んだ連日の砲撃戦が始まって以来、レバノン軍関係者が死亡した初の事例となった。

イスラエル軍もこの事実を認め、「遺憾の意」を表明した上で、同軍はレバノン軍ではなくヒズボラの拠点を標的にしていたと釈明した。

国境地帯に展開するレバノン軍は8日、2度目の攻撃を受けたことを報告した。

「2023年12月8日、アイン・エベルの町にある軍病院がイスラエル軍の爆撃を受け、物的損害を受けたが、死傷者は出なかった」と同軍は声明で伝えた。

10月7日の、パレスチナのイスラム原理主義組織によるイスラエルへの奇襲攻撃をきっかけにイスラエルとハマスの戦争が始まり、現在では日常的に越境攻撃が行われている。

ハマスと同盟関係にあるヒズボラは8日、国境付近に展開するイスラエル軍部隊とその拠点に対する一連の攻撃を行ったと主張した。

一方イスラエルはヒズボラのインフラを破壊するためとして、国境地域への攻撃を続けている。

10月7日以来、国境付近の戦闘によって、レバノンでは少なくとも120人が死亡している。AFP通信の集計によると、死亡者の大半はヒズボラの戦闘員だが、ジャーナリスト3人を含む民間人16人も含まれているという。

7日には、イスラエル北部においてレバノン南部から発射された対戦車ミサイルにより民間人1人が死亡した。地元当局によると、これでレバノンからの攻撃で死亡したイスラエル軍兵士は少なくとも6人、民間人は4人となったという。

ヒズボラは7日、対戦車ミサイルによる攻撃を行ったと主張したが、同攻撃はイスラエル軍の兵舎を狙っていたものだと述べた。

同日、パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」は、同組織の戦闘員2人が死亡したと発表した。 これでレバノン南部で殺害された同組織のメンバーは8人となった。

AP

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