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サウジアラムコ、ブレント原油指数の決定に影響する米原油の取引を開始

世界最大の石油会社であるアラムコはその取引活動を拡大し続けている。(Shutterstock)
世界最大の石油会社であるアラムコはその取引活動を拡大し続けている。(Shutterstock)
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14 Feb 2024 05:02:41 GMT9
14 Feb 2024 05:02:41 GMT9

ロンドン:ロイターによれば、サウジアラビアの国営石油会社アラムコが、S&Pグローバル・コモディティ・インサイトが運営するプロセスで、国際的なブレント指数の基準となる米国の原油グレードの取引を開始したと12日、S&Pグローバルが明らかにした。

世界最大の石油会社であるアラムコはその取引活動を拡大し続けている。サウジの営業時間終了後の12日時点では、ロイターはアラムコのコメントを得られていない。

複数の関係筋によれば、12日にアラムコはプラッツ・ウィンドウとして知られるプラッツ・マーケット・オン・クローズ(MOC)プロセスで、米WTIミッドランド原油1カーゴをトタルに販売した。8日にはアラムコは同原油を別に1カーゴ販売している。

これらの取引はアラムコがプラッツMOCで行った初のWTIミッドランドの取引であると、S&Pの原油・燃料油市場グローバルディレクターのJoel Hanley氏がメールで明らかにした。12月にはアラムコは北海原油DUC(掘削済み・未仕上げ坑井)の1カーゴを購入しており、同氏はこれがMOCプロセス参加後の最初の取引であることも明らかにしている。

米WTIミッドランドは、プラッツが評価する6つの原油グレードの1つで、デイティッド・ブレント指数の決定に影響する。この指数は世界で取り引きされる石油の75%以上の値付けに利用されるブレント・コンプレックスの一部を構成している。

ロイター

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