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米軍、フーシ派のドローン3機を撃墜するとともに対艦ミサイルを破壊

2023年11月22日、イエメンのホデイダ州にある紅海に面した港に向かう貨物船「ギャラクシー・リーダー」(右)。同船はこの2日前にフーシ派にだ捕された。イエメンのフーシ派による取材ツアーで撮影された資料写真。(AFP)
2023年11月22日、イエメンのホデイダ州にある紅海に面した港に向かう貨物船「ギャラクシー・リーダー」(右)。同船はこの2日前にフーシ派にだ捕された。イエメンのフーシ派による取材ツアーで撮影された資料写真。(AFP)
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24 Feb 2024 08:02:41 GMT9
24 Feb 2024 08:02:41 GMT9
  • イエメンの反政府勢力フーシ派は過去数カ月にわたって商船を標的にした攻撃を行っている。米国と英国はフーシ派に対する攻撃を繰り返しているが、同派の商船攻撃は続いている。フーシ派はイランの支援を受けている。

ワシントン:米軍は23日、紅海で商船の近くを飛行していた3機の攻撃用ドローンを撃墜するとともに、陸上に配置されていた対艦巡航ミサイルを7基、破壊したと明らかにした。

イエメンの反政府勢力フーシ派は過去数カ月にわたって商船を標的にした攻撃を行っている。米国と英国は世界の重要な海上輸送ルートをフーシ派が脅かしているとして、その攻撃能力を削ぐための攻撃を繰り返しているが、同派の商船に対する攻撃は続いている。フーシ派はイランの支援を受けている。

米軍は23日の早い時間に「紅海を航行していた複数の商船の近くで、フーシ派の片道攻撃(ドローン)3機を撃墜した。船舶への被害はなかった」と、米中央軍(CENTCOM)はソーシャルメディアで明らかにした。

またCENTCOMは同日、米軍が「イランの支援を受けたフーシ派の移動型対艦巡航ミサイル7基」を破壊したと発表した。ミサイルは「紅海に向けて発射準備が整っていた」という。

攻撃は現地時間午後0時30分から同7時15分の間に、自衛目的で行われたという。

「CENTCOMの部隊は、イエメンのフーシ派支配地域においてこれらのミサイルを発見し、この海域の商船や米海軍の艦船にとって差し迫った脅威となっていると判断した」と、CENTCOMは声明で述べた。

CENTCOMによればこの前日、米軍はフーシ派のドローン4機と対艦巡航ミサイル2基を破壊したという。これらの兵器は「イエメンのフーシ派支配地域から公開に向けて飛ばす準備が整っていた」という。

フーシ派が紅海を航行する船舶への攻撃を始めたのは昨年11月。これはイスラエルとハマスの間の戦争で甚大な被害を受けたガザ地区のパレスチナ人への連帯を示すためで、狙っているのはイスラエルと関連のある船舶だというのがその言い分だ。

これを受けて、米軍と英国軍はフーシ派に対する攻撃を行った。フーシ派はそれ以降、米英の利権も正統な標的だと主張するようになった。

10月7日のハマスによる前例のない攻撃に続いて始まった、イスラエルのガザ地区への容赦ない軍事作戦に対し、中東全域で怒りが高まっている。それに伴い、レバノンやイラク、シリア、イエメンで、イランが支援する武装組織による攻撃が活発化している。

AFP

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