• イエメンの指導者 食料コストは5～6倍に上昇

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー：フーシ派による紅海での船舶攻撃は、他のどの国よりもイエメンが被害を受けていると、イエメン大統領指導評議会の議長が日曜に述べ、イランが不安定さを煽っていると非難した。

ラシャド・アル・アリミ議長は、アル・ハダスTVに対し、フーシ派の攻撃により、輸送費や保険料が大幅に増加し、イエメンの人々の苦しみを悪化させていると述べ、フーシ派はイエメンの人心をつかむために、イスラエルのガザでの戦争を利用する一方で、イエメンの和平努力を頓挫させようとしていると避難した。

「イエメンの港湾保険は5〜6倍に上昇し、海運は8倍に増加している。その結果、イエメンは現在、フーシ派民兵によって実行されている、イランの陰謀の矢面に立たされている」とイエメンの議長は述べた。

11月以来、フーシ派は、紅海、バブ・エル・マンデブ海峡、アデン湾の国際的な商業船や海軍船に向けて、数百発の弾道ミサイルや無人機を発射している。イスラエルにガザ包囲網の解除を迫るため、パレスチナ人と連帯して行動していると主張している。

アル・アリミ議長は、フーシ派の紅海攻撃は、イランの地域的野心を満たし、フーシ派の支持を高め、イエメン戦争終結に向けた和平努力を弱体化させることを意図した「芝居」だと述べた。

「これはイスラエルではなく、イエメンの人々に影響を与えた。食料コストは今日、5倍から6倍になった」と議長は述べ「欧米諸国はイエメン政府に対し、フーシ派との和平交渉に参加するよう長年求めてきたが、今やフーシ派を軍事的に打ち負かすことがイエメン問題を終わらせることになると確信している」と続けた。

「西側諸国は軍事的選択肢に頼り、我々がいつも言ってきたことを繰り返した『フーシ派は、軍事的に打ち負かし、その軍事力を排除しない限り、外交、交渉、和平には応じないだろう』と言っている」と議長は語った。

アメリカとイギリスは、紅海でのフーシ派による船舶攻撃を受けて、サナア、サアダ、ホデイダ、その他イエメン領内のフーシ派の標的に対する攻撃を開始した。

欧米諸国はフーシ派に対する軍事的解決策を結論づけたにもかかわらず、フーシ派がミサイルや無人偵察機を発射する紅海沿岸を守り、イエメンの他の支配地域からフーシ派を排除するために、イエメン政府に軍事支援を提供することをためらっている。

「国際社会がイエメンをまだ国連憲章第7章の下に置いていると考えており、したがって、われわれに軍事能力を提供することに躊躇していると考えている」

イエメン政府は、他の紅海諸国がこの作戦に参加し、イエメンの軍隊がフーシ派と戦うための軍事支援を受ければ、フーシ派の攻撃から紅海を守るための「オペレーション・プロスペリティ・ガーディアン」として知られるアメリカ主導の海上連合軍に参加するだろう。

「我々は、連合軍を美化したり正当化したりするためのお飾りとして参加することは望んでいない。イエメンの主権と領海を守り、民兵が支配する地域を取り戻すために、イエメンの軍と軍事機関は（軍事）支援を受けなければならない」

アル・アリミ議長は、2022年4月に設立されたイエメンの主要な軍事・政治指導者で構成される8人の大統領指導評議会を率いている。

大統領指導評議会の成果について、様々な反フーシ派組織間の敵対行為を和らげ、すべての軍事・治安部隊のための統一の司令部門を設立し、イエメンの暫定首都である南部の港湾都市アデンなど解放された地域の国家機関を活性化させ、裁判所を麻痺させた1年にわたる裁判官のストライキを終わらせ、国際援助機関からの財政支援援助を導くことができたと述べた。

また、国防省との統合には軍部からの反対もあり、議員間の意見の相違もまだ残っているという。

「評議会内部で意見の対立が起きている重要な問題があるが、意見が一致すれば前進し、反対なら議論を先送りする」とアル・アリミ議長は語った。