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米国がイエメン・フーシ派のブラックリスト入りを検討 – オマーン外相が述べる

米国のドナルド・トランプ政権がフーシ派の活動をブラックリストに載せると脅したことがわかった。(資料/AFP)
米国のドナルド・トランプ政権がフーシ派の活動をブラックリストに載せると脅したことがわかった。(資料/AFP)
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05 Dec 2020 11:12:56 GMT9
05 Dec 2020 11:12:56 GMT9
  • 国連は、長年にわたり軍事的膠着状態にある内戦を停止すべく、2018年末から停止している和平交渉を復活させようとしている
  • 2014年末にサナアでサウジが支援するイエメン政府を政権から追放したフーシ派は、イラン政府の傀儡であることを否定し、自分たちは腐敗体制と戦っているのだと述べている。

ドバイ:オマーン外相は土曜日、イランと協力するイエメンのフーシ派の活動を米政府がテロリスト集団と認定する可能性について、米国の中東担当外交官トップがオマーンと協議したと述べた。

「はい、その問題は持ち上がりました」。セイエド・バドル・アル・バセイディ氏はバーレーン首脳会議の場で、デビッド・シェンカー氏が先頃マスカットを訪問した際にブラックリストの可能性について話を持ち出したかどうかを尋ねられてそう答えた。

「私としては、紛争当事者の一方を交渉の場に着かせることなく、彼らを分類して封鎖するというような解決策があるとは思いません」とオマーン外相のバセイディ氏は付け加えた。

この問題に詳しい2人の情報筋が先月ロイターに語ったところによれば、米国のドナルド・トランプ政権は、2015年からイエメンでサウジ主導の軍事連合と戦っているフーシ派の活動を、ブラックリストに載せると脅したという。

国連は、長年にわたり軍事的膠着状態にある内戦を終わらせるべく、2018年末から停止している和平交渉を再開させようとしている。フーシ派は、いまだに首都サナアを始めとするほとんどの大都市中心部を掌握している。

「それ(米国のテロ指定)についての私の疑問は……フーシ派が主要な当事者であることを考えれば、その決定でイエメンの内戦が解決するのか、……それとも、フーシ派も含めたすべての当事者を話し合いのテーブルに着かせて国連特使がしようとしていることを本当に支援する方がよいかということです」とアル・バサイディ氏は述べた。

イエメンの内戦は、この地域では主にサウジアラビアとイランの代理戦争と見られている。

2014年末にサナアでサウジが支援するイエメン政府を政権から追放したフーシ派は、テヘランの傀儡であることを否定し、自分たちは腐敗体制と戦っているのだと述べている。

人道支援関係者たちは、もし米政府がフーシ派をテロ組織に指定した場合、人命救助の支援がイエメンに届かなくなる恐れがあると述べた。イエメンでは80%の人々が支援を必要としている。

ロイター

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