ナグラア・モハメッド|

カイロ：サウジアラビア、UAE、バーレーン、およびエジプトを代理してクウェートが行ったカタールとの和解に対する新たな試みは、合意に達することができなかった。

エジプト大統領府のバッサム・ラディ広報官は水曜、サダ・エルバラッドTVのトークショーで、アラブ4カ国とカタールとの間の緊張を取り除くための最新の仲介の動きは不成功に終わったと語った。

同4カ国は2017年中旬にカタールとの外交・貿易・旅行関係を断ち切り、それ以来ドーハに対し、関係再開を可能にするための13の要求に応えるよう求めてきた。それらの要求は、国営メディア企業アルジャジーラやトルコ軍基地の閉鎖から、ムスリム同胞団との関係解消やイランとの繋がりを弱めることまで、幅広い範囲にわたる。

「カタールがこれらの要求に対し、心からの願いと強い政治的意志を持って応えれば、物事は変わるだろう」と、ラディは述べた。

サウジアラビアは最近、紛争の解決は手の届く範囲内にあるとの見方を示した。エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣も同様の意見を示している。

同外相は、「エジプトは紛争調停に対するクウェートの役割に感謝する…エジプトはアラブ諸国の絆を強くするためのクウェートの称賛すべき努力に追随している。アラブ諸国の間で紛争が乗り越えられることを願っている。エジプトは常にアラブの協力関係強化に取り組んでいる」と述べた。

「この件について達成可能なことに注目していく。それがアラブ諸国とエジプトの利益を満たす限り、重要な進展があるだろう。クウェート国とクウェート指導陣の努力を高く評価する」と、同大臣は付け加えた。

それとは別に、エジプト外務省のアーメド・ハフェズ広報官も、湾岸諸国関係の危機を解決するためのクウェートの継続的な努力に対するエジプトの感謝の気持を表明した。

「それらの種類の努力が危機のすべての原因に対処する包括的な解決につながり、合意されることに対する厳密かつ真摯な約束を確保することを願う」と、同広報官は述べた。

ハフェズは、エジプトはその責任と立場に基づき、常にアラブの団結、安定、および安全を守ることに優先順位を置いていると指摘した。

クウェート通信者（KUNA）は最近、クウェートは「湾岸地域とアラブの安定」実現を目指す「有益な話し合い」を期待していると報じた。