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ラフィーク・ハリーリー氏の息子バハ・ハリーリー氏、ヒズボラはレバノンの将来に何の役割も果たすべきではないと述べる

フランク・ケインと一緒に、フランクリー・スピーキングの最新エピソードに登場するバハー・ハリリ。 (スクリーンショット/ AN写真)
フランク・ケインと一緒に、フランクリー・スピーキングの最新エピソードに登場するバハー・ハリリ。 (スクリーンショット/ AN写真)
バハー・ハリリが、レバノンの穏健派の勢力は、国の危機に取り組むために宗派間の分裂を越えて協力する必要があると話す。 (スクリーンショット/ AN写真)
バハー・ハリリが、レバノンの穏健派の勢力は、国の危機に取り組むために宗派間の分裂を越えて協力する必要があると話す。 (スクリーンショット/ AN写真)
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25 Jan 2021 01:01:53 GMT9
25 Jan 2021 01:01:53 GMT9
  • ラフィーク・ハリーリー氏の長男、新政権におけるイラン支援のヒズボラの役割に反対、サウジアラビアを「レバノンの真の友人」と呼ぶ

フランク・ケイン(ドバイ)

殺害されたレバノンの政治家ラフィーク・ハリーリー氏の長男であるバハ・ハリーリー氏は、レバノンが複数の危機に直面していることを受け、レバノンの進むべき道に合意するための計画について、広範な同盟、すなわち「超多数派」の結成を求めている。

バハ氏は、このような同盟は30年前にサウジアラビアが仲介した和平協定であるタイフ協定の審議未了事項を実行に移すために必要であるとし、上級中東政策立案者がその日の最も重要な問題についての見解を問われるテレビインタビューFrankly Speakingの中で、レバノンの状況について率直な評価を述べた。

「経済計画であれ、COVID-19計画であれ、憲法計画であれ、司法計画であれ、安全保障計画であれ、完全な包括的計画を策定するためには、宗派を超えて穏健派の力が手を取り合って進めなければなりません。」と述べ、レバノン人は「崖っぷち」に立たされているのだと指摘した。

レバノン人の億万長者である実業家バハ氏は、「タイフ協定の完全実行を確実にするため、サウジアラビアの全面的な支援を求めます。私たちにとって、サウジアラビアが私たちを助け、支援してくれることが鍵となります。それが鍵なのです。」と付け加えた。

苦しい内戦が終結した1989年にサウジアラビアの支援の下で調印されたタイフ協定は、完全に施行されたことはなかったが、同国が進歩を遂げるための青写真として残っているとバハ氏は述べ、「アラブ世界や国際社会としては、協定があるではないか、と言うであろうが、その4分の3は実行されていないのです。」とも語った。

「新しい協定を望むならば、あと10年はかかるかもしれないし、50万人の死者が出るかもしれません。」

タイフ協定に言及しながら、バハ氏は次のように述べた。「私たちは、この協定が厳守されるように次のことを行う必要があります。それは、行政府と立法府からの宗教の分離、少数民族を保護する上院の設置、独立した司法の設置、すべてのレバノン人の願いを満たす選挙法の制定。そして、新しい選挙を行うことです。」と述べた。

そうは言っても、バハ氏は、数ヶ月に及ぶ新政権樹立の試みが続くレバノンにおいて、自分自身がレバノンの指導者として名乗り出る予定はないことを明らかにした。彼は「私は多くの質問に対してすべての答えを持っているわけではないし、指導者になりたいとも思っていません。」と述べた。

「今日、我々は内戦をしているのではなく、完全分離状態にある構造について完全に誤った管理をしてしまっているのです。その構造とは、もちろんヒズボラ、そして軍事的指導者とそれを支持していた人たちのことです。」

「状況は悪化の一途をたどっています。だからこそ、経済計画と我々がまとめようとしている全体計画は、協議事項を前に進めることのできる非宗教的な政府、技術主義的な政府を中心としたものでなければならないと考えています。」

それと同時にバハ氏は、イランが支援するヒズボラは新しい協議事項の中では役割を果たすべきではないと述べ、イランがレバノンの問題に破壊的な干渉を行っていることを非難した。

「イランは我々に一銭も与えていません。常にヒズボラというテロ組織を支援してきましたが、それはレバノン国民ではなく、レバノン国民の中の一派に過ぎません。一派は人々を殺し、私たちが善良なレバノン人として前に進もうとしているものすべてを破壊しようとしてきました。」と彼は怒りをあらわにした。

バハ氏は、イランが果たした役割と、レバノンの「真の友人」であったサウジアラビアが果たした役割を対比させた。「サウジアラビアはレバノンのために多くのことをしてくれました。タイフ協定や政治的安定の面で我々を助けてくれました。タイフ後には数十億ドルの入金によって通貨を安定させてくれたのです。」と彼は言った。

「レバノンを安定させるために中央銀行に海外直接投資を注ぎ、アラブ世界からの海外直接投資をレバノンに行うよう他のGCC諸国に働きかけるという点で、サウジアラビアは常に主導的な立場にありました。」

バハ氏は、現在進行中のレバノンの危機を解決するための国際社会の建設的な関与を歓迎するが、フランスの指導者であるエマニュエル・マクロン氏が、ヒズボラの改革プロセスへの関与を求めたことを受け、同氏の更なる関与を警戒している。

「我々は(フランスの)援助を歓迎し、どんな主導権も歓迎しますが、我々が言ったように、それは革命の志に沿ったものでなければなりません。」とバハ氏は述べ、2019年10月にレバノンに現れ、昨年夏にベイルート港で起きた凄惨な爆発事件の後に激化した抗議運動に言及した。

「我々は国際社会のあらゆる尽力を歓迎するものの、最も重要なのはレバノン人の願望に応えなければならないということです。レバノン人は、ヒズボラと軍事的指導者との完全な分離を望んでいます。レバノンがこれ以上のパッチワーク的な解決策をとる余裕はないと思います。」と述べた。

バハ氏はまた、米国のバイデン新政権をはじめ、英国や欧州の政府がレバノンの改革プロセスに関与するよう説得できることを期待している。同様に、アブラハム合意やサウジアラビアとカタールの貿易・経済関係の再開によってもたらされる新たな機会が、中東とレバノンの緊張を和らげることができると楽観視している。

ヒズボラは、ハリーリー氏が爆発事故の原因をイラン支援グループのせいにしたとして、同氏をレバノンの司法制度で訴えているが、ハリーリー氏は猛然と弁護する意向だ。バハ氏は、「我々が世界的なテロ組織の評判を汚してしまったというのが、今回申し立てられた事件です。」と述べた。「私たちは、世界で最も評判の良い調査報道記者の調査に基づき、彼らが港を支配していると考えています。それが事実であるならば、それはそれで構いません。私たちには、この事件を弁護してくれる最高の弁護士がいるのです。」とバハ氏は言う。

2005年の彼の父親の暗殺事件を調査したレバノン特別法廷による2020年8月19日の評決は、この事件の「終結」を意味するものの、ヒズボラ幹部の責任を示す実質的な証拠が残っていることを付け加えるものだ。

「裁判所は当事者ではなく、個人を対象としています。裁判所は、証拠はあるが、他の者を起訴するには十分な証拠ではないと言っています。」とバハ氏は述べた。

バハ氏が言うには、彼の父の遺産は、タイフ協定によって提示された機会が、現在のレバノンの悲惨な状況に責任がある歴代のレバノン人政治家によって台無しにされているという意味で、無駄遣いになっている。「私たちはすぐそこまで来ていました。(現在の政治指導者たちは)起こったことの責任を取り、矢面に立たなければなりません。」と彼は述べた。

バハー・ハリリが、レバノンの穏健派の勢力は、国の危機に取り組むために宗派間の分裂を越えて協力する必要があると話す。 (スクリーンショット/ AN写真)

過去11年間のうちの6年間レバノンの首相を務めた弟のサード・ハリーリー氏について、バハ氏は、兄弟愛は残っているが、特にヒズボラやレバノンの「軍事的指導者」の政治プロセスへの影響に関連した政治的な違いは克服できないと述べた。

「彼は私の弟であり、私は彼をとても愛しています。これは決して変わることはありません。今日でも明日でもなく、私の人生が終わるまでは。」とバハ氏は語った。「しかし、これらの仲間が問題になっているときには、この問題を解決することはできません。これは1年か2年だけのことではなくて、もう16年も続いているのです。」

そのため、バハ氏は、もし政権にテロリスト指定のヒズボラが含まれるのであれば、新政権を作ろうとしているサード氏を支持することはできない。「私は彼とは政治的に大きな違いがあります。」とバハ氏は語った。ヒズボラの影響を受けた政権でサード氏を支持するかと問われた時の彼の答えは「絶対にしないでしょう。」というものだった。

バハ氏は、ミシェル・アウン現レバノン大統領も「軍事的指導者」の影響下にあると考えており、昨年汚職容疑で米国の制裁を受けたアウン氏の義理の息子ゲブラン・バシール氏に加え、現政治体制の他のメンバーにも国際的な制裁が適用されるべきだと判断した。

「それだけでは不十分です。他の人も制裁を受けなければならないと思います。」とバハ氏。「一人だけではなく、すべての軍事的指導者にも同じことが言えます。一人だけを取り上げて、他を孤立させる事はできません。」しかし、「今の司法制度では、有罪と証明されるまでは無罪なので」と、可能性のあるさらなる制裁の対象については言及しなかった。

サウジアラビアでビジネスに携わってきたバハ氏は、COVID-19パンデミックの被害を受けたにもかかわらず、中東における最近の平和的な突破口は、経済活動の復活と外国からの投資の流入につながると考えている。

彼の新規事業のうち最大のベンチャーであるヨルダンのアンマンにある5億ドルのAl-Abdali開発は、景気後退の影響をわずかに受けただけだ、と彼は言った。

Twitter:@frankkanedubai

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