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エジプト大統領 カイロでハリリ氏と協議しレバノン危機の収束に乗り出す
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04 Feb 2021 12:02:56 GMT9
04 Feb 2021 12:02:56 GMT9
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- エジプト大統領がレバノンの新政権発足に向け、ハリリ氏を支援
Mohammed Abu Zaid & Najia Al-Houssari
カイロ／ベイルート：エジプトのシシ大統領は水曜日、政治的空白が半年にもおよんでいるレバノンの混迷に終止符を打つべく対応に乗り出した。
シシ大統領はベイルート港爆発事故を受けてレバノンの前政権が退陣したあと、昨年、首相に指名されたサード・ハリリ氏とカイロで会談した。レバノンでは閣僚ポストの配分をめぐり宗派間の対立が解消せず、ハリリ氏の組閣は難航している。
「レバノンが危機を脱却するためには、すべての政治指導者が国益を第一に考えて対立を解消し、派閥から独立した政権を発足させることが必要だ」とシシ大統領は語った。
さらに、Bassam Radi大統領報道官は「シシ大統領はハリリ氏がレバノンの民意に適う新政権を発足させることを望んでいる。レバノンが危機を克服するにあたり、エジプトには支援の用意がある。特にベイルート爆発事故と新型コロナウイルスの感染拡大による困難への対応を援助したい」と発表した。
ハリリ氏は今後、パリを訪問しフランスのマクロン大統領と会談を行う予定だ。マクロン大統領は専門家とテクノクラートからなる宗派にとらわれない政権を発足させ、政治経済改革に取り組むことを提案している。
ハリリ氏率いる「未来運動」の元議員、Mustafa Allouch氏はアラブニュースの取材に対し、組閣の試みは「自由愛国運動」を率いるゲブラン・バシル氏によって阻まれていると語った。「自由愛国運動のメンバーを新政権に入閣させることを露骨に主張しています。さらに無所属の候補を完全に拒絶しているのです」。
そして、効果的な政権の樹立につながるのであれば、ハリリ氏は譲歩を厭わないが、バシル氏が思い描く政権はこれまでで最悪のものとなるだろうという認識を示した。
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