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アデンの爆発で兵士2人が死亡 タイズ、マアリブでは戦闘が激化

政府軍が建物数棟の支配権を奪い、フーシ派が支配するホバン地区に向かって突き進むなか、木曜日、タイズ県北東部の各地で戦闘が勃発した。(AFP/ファイル写真)
政府軍が建物数棟の支配権を奪い、フーシ派が支配するホバン地区に向かって突き進むなか、木曜日、タイズ県北東部の各地で戦闘が勃発した。(AFP/ファイル写真)
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05 Mar 2021 08:03:32 GMT9
05 Mar 2021 08:03:32 GMT9

サイード・アル・バタティ

ムカッラー:木曜日、イエメンの港町アデンで爆発が発生し、地元の軍幹部の護送車が爆風で破壊され、兵士2人が死亡、8人が負傷した。現地の治安当局者がアラブニュースに語った。

爆発物が仕掛けられ道路に停車されていた車が、アデン地区マディナート・アシャアブの分離主義軍部隊の司令官ナビル・アル・マシュシ氏とモフセン・アル・ワリ氏の護送車に衝突した。

爆発後、アル・マシュシ氏はビデオに姿を現し、自分と友人であるアル・ワリ氏は無傷であり、攻撃を企てた者は必ず処罰を受けることになる、と述べた。

アル・マシュシ氏は2017年、西部沿岸部のイラン支援フーシ派からの解放を目指した大規模攻勢の際に、分離主義勢力を率いた。

2人の指導者は、2018~2020年、アデンとアビヤンで分離主義の南部移行評議会とイエメン政府との衝突に参加した。

イエメンの暫定首都であるアデンでは、昨年末イエメンに新たな統一政府が樹立し、その後リヤド協定の下で同市に政府が戻って以来、比較的平穏な状態が続いていた。

同協定の下で知事と市の治安部長が新たに任命され、イエメンで何か月も続いていた異なるグループ間の緊張は緩和の様子を見せていた。

木曜日の護送車攻撃に関してはどこからも犯行声明が出ていないが、地元当局者はフーシ派に非難の矛先を向けている。フーシ派は昨年、アデン空港にもミサイル攻撃を仕掛けた。

イエメンのマエーン・アブドゥルマリク・サイード首相は、南部都市タイズの陸軍司令官に、同市での攻撃作戦を進め、同市におけるフーシ派の包囲網を破り、中部の都市マアリブに対する同派の軍事的圧力を緩和するよう命じた。国営サバ通信が水曜日に報じた。

首相は、タイズのナビル・シャムサン知事とタイズ枢軸隊長のハレッド・ファデル少佐に、反政府勢力の6年間に及ぶタイズ包囲網を政府軍が完全に終わらせるまで、作戦を敢行し続けるよう伝えた。

首相は二人に対し、「イエメンの人々の、フーシ派民兵およびイランの関与する人種差別的なプロジェクトに対する戦いは、国家の戦い、そしてアラブの戦いであり、勝利しなければならないのだ」と述べた。

タイズでイエメン軍のスポークスマンを務めるアブドゥル・バシット・アルバヘル氏は、政府に対し、フーシ派を早期に撃退するためには、タイズの部隊への軍事支援の強化および隊員への給与の支払いが必要だとして、これらの措置を要求した。

政府軍が建物数棟の支配権を奪い、フーシ派が支配するホバン地区に向かって突き進むなか、木曜日、タイズ県北東部の各地で戦闘が勃発した。

中部のマアリブ県では、木曜日、カサラ地区をはじめとする前線での激しい戦闘において、軍と部族連合の部族がフーシ派武装勢力の戦闘員数人を殺害し、その中には軍の指導者も含まれていた、と地元メディアが伝えた。

水曜日、フーシ派は、アル・マナール旅団の司令官であるアフメド・ムハンマド・アフメド准将の死を追悼した。准将は政府軍との戦闘で死亡しており、地元メディアによると、この戦闘では准将の他にも数十人が死亡している。

フーシ派は先月初め、石油が豊富なマアリブを掌握しようと、北部における政府の最後の砦である同市で、大規模な軍事攻撃を再開している。

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