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イラク、主要港で将官2人を逮捕 収賄の疑い

二人の将官はウンム・カスルの湾岸港で任務についていた。この港は、食料品、医療品輸入の重要な入国地点になっているが、イラクでは最も腐敗が進んでいることで知られている。(File/AFP)
二人の将官はウンム・カスルの湾岸港で任務についていた。この港は、食料品、医療品輸入の重要な入国地点になっているが、イラクでは最も腐敗が進んでいることで知られている。(File/AFP)
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13 Jun 2021 12:06:22 GMT9
13 Jun 2021 12:06:22 GMT9
  • イラクでは港や国境検問所には必ず、政党や武装グループが任命した汚職役人がいる
  • 当局によると、ウンム・カスルでは、主に親イラン武装グループが税関や治安部隊の任命者を通して実権を握っている

バグダッド:当局の発表によると、イラクは6月12日、関税を免除し賄賂を受け取った疑いで将官2人を逮捕した。推定では、政府はこうした慣行により、毎年63億ドルの歳入損失を被っている。

この将官は二人ともウンム・カスルの湾岸港で任務についていた。この港は、食料品、医療品輸入の重要な入国地点になっているが、イラクでは最も腐敗が進んでいることで知られている。

将官の勤務先で発見されたという金額は、イラクの汚職の規模を考えると大した額ではない。米国が主導した2003年のイラク侵攻以来、イラク政府は汚職の慣行によって、数千億ドルを失ったとされている。

国家汚職防止団体である道徳委員会の情報筋がAFPに語ったところによると、「ウンム・カスル北部担当の将官の事務所で1,000ドルが見つかり、もう一人の将官は事務所のゴミ箱の中に2,100ドルを隠していた」

「この賄賂は、貨物の円滑な通過のために支払われたものだ」と情報筋が続けた。

イラクでは港や国境検問所には必ず、政党や武装グループが任命した汚職役人がいて、役人を任命した保護者にとっては、彼らを通じて不法ではあるが安定した収入が保証されている。

当局によると、ウンム・カスルでは、主に親イラン武装グループが税関や治安部隊の任命者を通して実権を握っている。

AP通信

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