Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • アラブ連合軍、マアリブ市周辺の空爆でフーシ派218人を殺害したと発表

アラブ連合軍、マアリブ市周辺の空爆でフーシ派218人を殺害したと発表

31日、アデンの治安検問所近くにある自動車爆弾攻撃が起きた現場で瓦礫を片付ける作業員。(AP通信)
31日、アデンの治安検問所近くにある自動車爆弾攻撃が起きた現場で瓦礫を片付ける作業員。(AP通信)
Short Url:
01 Nov 2021 03:11:13 GMT9
01 Nov 2021 03:11:13 GMT9
  • アラブ連合軍は、10月11日以降、ほぼ毎日マアリブ市周辺で空爆を行い、約2000人のフーシ派を殺害したと発表した

アデン:イエメンで活動するアラブ連合軍は31日、マアリブ市周辺で行った空爆で218人以上のフーシ派を殺害したと発表した。同市は国際的に承認されたイエメン政府にとって北部に残された最後の拠点となっている。

アラブ連合軍によると、2つの地区で過去72時間に行われた空爆により、「24台の軍用車両が破壊され」、「218人以上のフーシ派が死亡した」という。

ここ数週間、マアリブ県にあるマアリブ市の周辺で戦闘が激化している。

アラブ連合軍は、10月11日以降、ほぼ毎日マアリブ市周辺で空爆を行い、約2000人のフーシ派を殺害したと発表した。

今回の空爆は、マアリブの南約50kmに位置するアル・ジャウバと北西約30kmに位置するアル・カサラで行われた。

フーシ派はマアリブを奪取するための大規模な攻勢を2月に開始した。攻勢はその後沈静化していたが、9月から再び激化している。

フーシ派に対する空爆が行われる一方、アデンの空港付近で30日に起きた自動車爆弾の爆発により、子どもを含む少なくとも12人の民間人が死亡した。

当局者は、「アデンの空港付近で発生した爆発により、民間人12人が死亡」し、「重傷者もいる」と述べた。

また、別の治安当局者もこの犠牲者数を認めた。

イエメン政府の一部を構成する南部暫定評議会の報道官は、爆発は自動車爆弾によるものだと述べた。

南部暫定評議会のアリ・アル・カシリ報道官は声明の中で、「自動車爆弾が爆発して平和を愛する多くの民間人が死亡した。死者には子どもが含まれている。また、多くの民間人が負傷した」と述べた。

今回の爆発の約3週間前には、アデンの知事を狙った自動車爆弾攻撃で6人が死亡する事件があったが、知事は無事だった。

30日に公開されたAFP通信の映像には、完全に破壊された車両から遺体を運び出す人々と、近くで炎を消す消防隊員の姿が映っていた。

30日の爆発に関する犯行声明は現時点で出されていない。今回の爆発は、昨年12月にアデンの空港で閣僚を狙った攻撃が発生して以来、この地域で最も死者数が多い事件となった。

昨年12月、アデンの空港で閣僚を狙った攻撃が発生した。閣僚が航空機から降りる際に起きた爆発で赤十字国際委員会のメンバー3人を含む少なくとも26人が死亡し、多数の負傷者が出た。

閣僚は全員無事だったと報告されており、一部の閣僚はフーシ派による攻撃だと主張している。

同じく30日には、イエメン第3の都市タイズの近隣で迫撃砲による攻撃が行われた。攻撃で3人の子どもが死亡し、3人が重傷を負った。

国営サバ通信は、「フーシ派がアル・カンプ地区を砲弾で攻撃し、3人の子どもが死亡した」と報じた。

国営サバ通信は、負傷した子どものうち1人は足の切断を余儀なくされ、3人とも「危険な状態にある」と付け加えた。

治安当局者は、死亡した3人の子どもは兄弟だと明らかにした。

タイズ病院の医師はAFP通信の取材に対して報道が事実であると認め、犠牲者が増える可能性があると述べた。

タイズは人口60万人の都市で、イエメン南西部に位置する。

AFP

特に人気
オススメ

return to top