• 政権政党のほとんどはリストと同盟を発表しているが、野党と独立勢力のリスト作成と同盟形成はまだ続いている

ナジャ・ホウサリ

ベイルート：レバノンで5月15日に行われる議会選挙に候補者を擁立する各政党が、月曜の登録期限を前に、候補者リストの作成を急いでいる。

選挙運動のペースは増しており、全国各地の有権者を訪問する候補者たちの弁舌はますます扇動的になっている。

政権政党のほとんどはリストと同盟を発表しているが、野党と独立勢力のリスト作成と同盟形成はまだ続いている。

バールベック・ヘルメル選挙区のある有権者はアラブ・ニュースに対し、「ヒズボラは選挙組織を総動員し、ベイルートとその南部郊外、およびベカーと南部の有権者を口説いて回り始めた」と語った。

この有権者は、党の代表者が「各家庭の有権者の人数や、投票所へ行くのに交通手段が必要かどうかを問い合わせ、特定の用紙に記入してもらい、やり取りしている」と付け加えた。

匿名のこの有権者は、ヒズボラの代表者たちが選挙運動で苦戦していることをも指摘した。同党が政権を担っていた最後の期間に、人々にどんな恩恵があったかということや、状況が悪くなったことについて、有権者の間で疑問が生じているという。

「同じことが他の政党にも当てはまり、集票組織は有権者の熱意の喪失に直面している」

今回の選挙は、10月に任期を終えるミシェル・アウン氏の後任の新大統領を選出することになる新議会のパワーバランスに、変化をもたらす可能性がある。

ヒズボラは議会の過半数を獲得するため、選挙戦のハードルをより高くしようとしてきた。

土曜、南部の村々を回ったヒズボラの議会会派会長モハメド・ラード議員は、「我々の抵抗環境の隊列に不和を生み、分裂を扇動しようとしている共犯者たち」を非難した。

議会会派「民主集会」のワエル・アブ・ファウル議員は、「進歩社会党が過度に標的となっており、同党の撲滅キャンペーンはほぼ全体に広がっている」と述べた。

アブ・ファウル議員は南部のベカー地域の有権者に向け、こう述べた。「（進歩社会党首）ワリード・ジュンブラット氏の支持者の間で、『3月8日同盟』（ヒズボラとその同盟勢力）の勢力を支持する会派を議会内に作ろうとする明確なプロジェクトがある。この試みは失敗するだろう」

技術専門家と選挙監視員で構成されるEUの代表団が、レバノン選挙監視委員会との合意により、選挙の準備状況を監視してきた。

主任監視員代理のヤロスラフ・ドマンスキー氏をトップとする代表団は、ナディーム・アブデル・マリク判事の率いる選挙監視委員会と会談し、選挙の監督作業の実施方法について協議した。