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レバノンのアウン氏、ハマスの指導者との会談でエルサレム維持の重要性を強調

「パレスチナ国民が彼らの領土すべてに、エルサレムを首都とする彼らの独立国家を樹立する権利」を表明するミシェル・アウン氏。(ロイター/資料写真)
「パレスチナ国民が彼らの領土すべてに、エルサレムを首都とする彼らの独立国家を樹立する権利」を表明するミシェル・アウン氏。(ロイター/資料写真)
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25 Jun 2022 03:06:13 GMT9
25 Jun 2022 03:06:13 GMT9
  • パレスチナ国民には「独立国家を樹立する権利」があると大統領が発言
  • 「ハマスはレバノンと連帯している」 とハマスの政治局長であるイスマーイール・ハニーヤ氏が発言

ナジャ・フーサリ

ベイルート:レバノンのミシェル・アウン大統領は金曜日、ハマスの政治局長であるイスマーイール・ハニーヤ氏と会談し、パレスチナの大義に対する自国の立場を再確認した。

アウン氏は「パレスチナ国民が彼らの領土すべてに、エルサレムを首都とする彼らの独立国家を樹立する権利」を表明し、パレスチナ難民が帰国する権利を強調した。

アウン氏は「パレスチナ人が占領に対して抵抗しているのはテロではない」と発言し、「聖墳墓教会などの聖地がないエルサレムなど考えられない」と付け加えて、「キリスト教とイスラム教とユダヤ教が出会うエルサレムの維持」の必要性を強調した。

会談後、ハニーヤ氏は「イスラエルの占領は、パレスチナ、特にエルサレムにおいて、イスラム教徒とキリスト教徒を区別していません」と述べた。

「ハマスはレバノンと連帯して、イスラエルの敵がレバノンの海洋資源を盗もうとしていることを非難します」

ハニーヤ氏はさらに、レバノンの「安全と安定とさらなる連帯」を願うと付け加えた。

ハニーヤ氏のレバノン訪問は、この2年間で3回目であり、ちょうど世界難民の日と重なった。ハニーヤ氏は最初の訪問の際に「我々のミサイルは、(イスラエルを標的にして) 我々の土地から発射され、レバノンを巻き込むことはありません」と述べた。

ハマス幹部のラーファト・ムラ氏は、ハニーヤ氏のベイルート訪問について「レバノンのパレスチナ難民の危機を解決する必要性を強調している」と述べた。

ハニーヤ氏の事務所によると、今回の訪問の目的のひとつは「レバノンにおけるパレスチナの大義とパレスチナ難民の現実に対面すること」、そして「パレスチナの大義のためになる方法で、パレスチナ諸派の関係者と協議して協力すること」だという。

レバノンのパレスチナ解放機構関係者はアラブニュースに対して匿名を条件に、「PLOとファタハはハニーヤ氏のレバノン訪問には関与していない。今回の訪問はハマスとヒズボラ間の特別プログラムの一環である」と述べた。

レバノン滞在中、ハニーヤ氏はシェイク・アブデル・ラティフ・デリアン大主教とヒズボラの指導者ハッサン・ナスラッラー氏も訪問した。

ヒズボラは、「ハニーヤ氏とナスララ氏は、エルサレム、聖地、パレスチナの大義に関わ中心的な目標に貢献するために、レジスタンスの枢軸間の協力の重要性を強調しました」と述べた。

PLO幹部は、ヒズボラが「ハマスとシリア政権の間の問題を解決しようとしている」と述べた。

ハニーヤ氏は、自身のレバノン訪問がパレスチナ難民キャンプに関連しているというハマスの発表について質問され、難民には独自の権威であるPLOがあり、レバノンはパレスチナの独立国家を認めており、キャンプが直面するすべての問題に対処するためにレバノンとパレスチナ間で取引を行っていると述べた。

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