• ソーシャルメディアの利用者は、イマン・エルシード氏のケースを公正に扱い、殺人犯に対して最も厳しい処罰を要求するハッシュタグを立ち上げた。

レイド・オマリ

アンマン: キャンパスで銃撃さたれたと報道されているヨルダンの大学生、イマン・エルシード氏は、金曜日、北部のイルビッド市で埋葬された。

エルシード氏(18歳)は木曜日、身元不明の容疑者により殺害された。警察は容疑者は帽子を被っていたと述べた。

彼女はアンマンのシャファ・バドラン地区にある応用科学大学の看護学生だった。

警察の広報官のアメル・サルタウィ中佐によると、刑事捜査官は銃撃容疑者を特定したが、彼はまだ逮捕されていないと述べた。

警察は金曜日に家宅捜索したが、そこに彼はいなかった。「だが容疑者の捜索は進行中である」と加えた。

同氏は、公式声明が発表されるとし、検事総長が発したこの事件に関する報道を禁止する発言禁止令を遵守するよう促した。

警察は、被害者は容疑者によって5回以上撃たれ、犯行後、容疑者は現場から逃げ去った、と述べた。

エルシード氏の同僚である目撃者が匿名を条件に話し、容疑者は銃を振りかざしながら大学に正門から侵入したと語った。

彼女はアラブニュースに、エルシード氏は午前10時ごろ試験場を出た直後に撃たれたと語った。

男はなぜ銃を振り回しながら大学に入ることができるのかと質問された目撃者は、「わかりません。通常は学生だけ入ることができ、時にはセキュリティーに学生IDを提示することが要求されます。大学は現在この問題を調査しています」と答えた。

彼女は、容疑者は空に向かって銃を撃ちながらキャンパスから逃げたと述べ、「私は見ませんでしたが、犯罪現場にいた人たちからそう聞きました」と語った。

被害者の父親は、娘との最後の連絡は、木曜日の午前10時の電話であったと語った。

「娘から試験が終ったと言われ、兄弟が迎えに行くまで大学で待つように言った。彼は車で大学に向かっていた」と父親はジャーナリストに語った。

しかし、2時間後、警察から娘が病院で治療されているとの電話を受けた、と父親は述べた。

ソーシャルメディアの利用者は、エルシード氏のケースを公正に扱い、殺人犯に対して最も厳しい処罰を要求するハッシュタグを立ち上げた。ハッシュタッグ「capital punishment for Iman’s killer」は、ソーシャルメディアで話題になっていた。

大学は、Facebookの掲示で家族に哀悼の意を表した。

大学の学生関係事務部長のザカリア・ムバシャー氏は、殺人容疑者は大学生ではないと述べた。

ムバシャー氏は、政府所有のアル・マムラカTVに、「大学の警備員は、最初は銃声は爆竹だと思ったが、後に学生が撃たれたことに気づいた」と述べた。

同氏によると、大学内のさまざまな場所に800台の監視カメラが設置されており、カメラが殺人犯の画像を撮影したという。「映像は現在、警察が所有している」ということである。

ムバシャー氏は、大学の警備員は容疑者を止めようとしたが、「逃げるに当たって空に向かって何回か発砲し、彼は逃亡に成功した」と付け加えた。

事件後、国家指導委員会を形成する国会議員のグループは、ヨルダンにおける武器所持法について協議するために政府と会談すると述べた。

社会学者のカマル・ミルザ氏は、銃撃は「犯罪の観点」からのみ検証されなければならないと語り、次のように述べた。

「キャンパス内の銃撃事件、概して銃撃事件は、まだ警戒すべき現象としてのレベルに達していない。ヨルダンでのこうした犯罪の少なさを考慮すると、現時点で社会学は分析ツールとして利用されるべきではない。」

ミルザ氏はアラブニュースに、「統計的見地」からして、ヨルダンにおける犯罪としての殺人はまだ社会的習慣ではなく、行動であると述べ、こう加えた。

「この犯罪の分析には心理学が適用できるかもしれない。殺人犯は行動障害を病んでいる可能性がある。」

最新の公式統計によると、同国の犯罪率は2021年に5.39%低下した。

公安局の報告書によると、ヨルダンにおける2021年の犯罪は20,991件で、2020年の22,187件から1,196件に減少した。

2021年には5,237人が殺害された。