Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • フーシ派、イエメン人戦争捕虜を処刑したとして非難される

フーシ派、イエメン人戦争捕虜を処刑したとして非難される

この資料写真の中で、反政府組織フーシ派に忠実な部族民が、武器を持ちながら車に乗っている。(AP/資料写真)
この資料写真の中で、反政府組織フーシ派に忠実な部族民が、武器を持ちながら車に乗っている。(AP/資料写真)
Short Url:
14 Oct 2022 11:10:12 GMT9
14 Oct 2022 11:10:12 GMT9
  • フーシ派の捕獲者らがイエメン政府軍兵士を拷問にかけ、命を救う薬物治療を受けさせなかった。イエメン情報相が明らかにした。
  • イエメン人権省は昨年、フーシ派から拷問を受けた被収容者1635人のうち、350人が死亡したことを記録した。

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメンの政府関係者や人権活動家は、親イラン武装組織フーシ派が中部マアリブ県で戦争捕虜を捕らえてから1年後に拷問にかけ処刑したと非難している。

イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報・文化・観光相は次のように述べた。「フーシ派の捕獲者らがイエメン政府軍兵士であるアブドル・ワハブ・アル・シャジャエ氏を拷問にかけ、命を救う薬物治療を受けさせなかった。その結果、彼は獄中死した。その上フーシ派は遺体を家族に引き渡すことを拒否した」

アル・エルヤニ氏は次のようにツイートした。「収容中、捕虜だったアブドル・ワハブ・アル・シャジャエ氏は、最も激しい種類の身体的・精神的虐待を受けた。医療を受けることができず、最も基本的な権利も認められていなかった」

イエメン人権省は昨年、フーシ派から拷問を受けた被収容者1635人のうち、350人が死亡したことを記録した。アル・エルヤニ氏が明らかにした。

同氏はこう付け加えた。「拷問や捕虜・拉致被害者の組織的殺害に対し、国際社会が弱気な態度を取っているため、武装組織フーシ派はさらなる残虐行為や虐待を行い、フーシ派のクーデターに反対するコミュニティを恐怖に陥れた」

アル・シャジャエ氏の弟で、イエメンでジャーナリストをしているアブドル・バシット氏は兄の死を悲しみ、12日に「家族は1年間、彼の状態を知らされていなかった」と述べた。

同氏は「丸1年、彼の帰りを待ち望んでいましたが、私たちは今朝、長男、魂の兄、アブドル・ワハブが殉教したことを知りました」とツイートした。

この戦争捕虜の死を受けて、彼の死に関する国際的な調査と、数百人をフーシ派の拘束から解放するための捕虜交換協定締結の加速を求める声が高まっている。

「ライツ・レーダーはハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使に対し、アブドル・ワハブ・アル・シャジャエ氏の死を取り巻く状況を調査するよう求める」と同団体は発表した。

フーシ派は2014年後半以降、サヌアなど、彼らの支配下にある地域で数千人を拉致し、さまざまな虐待を行ってきた。その結果、数百人が死亡した。

一方、イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリーミ議長は、イエメン内戦の終結と停戦の更新を目指す国際的な取り組みを支持している。

リヤドで開かれたティム・レンダーキング米イエメン担当特使との会議でアル・アリーミ氏は「大統領指導評議会とイエメン政府は、イエメンの人々の苦しみを和らげるために包括的・長期的な和平決着に至ることを目指す、レンダーキング特使や他の国際的な調停者の取り組みを支持する」と述べた。

イエメン政府関係者はアラブニュースに対し、次のように述べた。「レンダーキング特使は新たな提案については話し合わなかったが、同氏はアル・アリーミ氏に対し、調停者に、10月2日に失効した停戦を更新するようフーシ派を説得する時間をもっと与えるよう求めた」

特に人気
オススメ

return to top