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モロッコ、モハメッド6世即位24周年を祝う

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03 Aug 2023 11:08:28 GMT9
03 Aug 2023 11:08:28 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:在京モロッコ大使館はモハメッド6世の即位24周年を記念して、日本の政治家や政府関係者、ビジネスリーダーらを招いたレセプションを催した。
 
ラシャッド・ブフラル駐日モロッコ大使は、「天皇皇后両陛下、皇室の皆様、政府、そして日本国民の皆様のご多幸をお祈り申し上げます」と挨拶し、両国関係の素晴らしさは、ハイレベルの相互訪問によって証明されているとして次のように語った。「過去10年間でモロッコに進出した日本企業の数は3倍以上に増え、5万5000人以上の雇用が創出され、8億3000万ドルを超える収益を上げています。
われわれは2022年に”二重課税の撤廃”、”投資の促進と保護”に関する2つの重要な二国間協定が発効し、両国間の既存の法的枠組みを強化しました。この2つの協定はともに、より多くの日本企業のモロッコへの投資を促す重要な一歩となることは間違いありません」
 
ブフラル大使は、両国の通商関係が進展した例として果物を挙げた。「今年2月、日本市場はモロッコの柑橘類に門戸を開きました。日本の皆様がモロッコの果物のおいしさを見出し、楽しんでくださると確信しています」
文化面では昨年10月に岐阜県のモロッコ庭園がリニューアルオープンした際、「三笠宮寬仁親王妃殿下とファティム・ザハラ・アンモール観光相に出席賜ったことは私自身の誇りでもあります」としつつ、「この庭園は、モロッコの職人たちが伝統的な技法と素材を用いて作り上げ、モロッコの伝統工芸の素晴らしさを表現しています」と付け加えた。
ブフラル大使は、日本との関係を超えてモハメッド6世国王のリーダーシップの下、「モロッコ王国は主要メーカーの重要な産業拠点となっただけでなく、大陸のプラットフォームとなり、外国直接投資においてアフリカで最も重要な投資先のひとつとなりました」と述べた。
また、再生可能エネルギーの開発と気候変動との闘いに対するモロッコのコミットメントについて、「モロッコでは2050年までにエネルギー需要の80%を再生可能エネルギー源から生産し、国連が設定した基準や持続可能な開発目標(SDGs)の2030アジェンダに準拠したゼロ排出を達成することができると信じています」と指摘した。

山田賢司外相は、「日本政府を代表して陛下、王室、モロッコ王国の人々に心からお祝い申し上げます。 皇室と王室の伝統的な友好関係を基に、官民のさまざまなレベルでの交流を通じて両国が素晴らしい関係を築いてきたことを大変うれしく思います」と祝辞を述べた。

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