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サウジアラビアがリヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表

サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣は、リヤドで開催された国連世界観光機関の2023年世界観光デーの祝賀行事において、リヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表した。(提供)
サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣は、リヤドで開催された国連世界観光機関の2023年世界観光デーの祝賀行事において、リヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表した。(提供)
サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣は、リヤドで開催された国連世界観光機関の2023年世界観光デーの祝賀行事において、リヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表した。(提供)
サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣は、リヤドで開催された国連世界観光機関の2023年世界観光デーの祝賀行事において、リヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表した。(提供)
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28 Sep 2023 09:09:51 GMT9
28 Sep 2023 09:09:51 GMT9
  • 同校施設は、2027年にキディヤの500万平方メートル(5,000万平方フィート)におよぶ広いキャンパスに移転する予定だ
  • このプロジェクトの建設費は10億ドルを超える

ナダ・アルトゥルキ

リヤド:サウジアラビアのアフメド・アル・カティーブ観光大臣は、リヤドで開催された国連世界観光機関(UNWTO)の2023年世界観光デーの祝賀行事において、リヤド観光ホスピタリティ学校の開校を発表した。

発表の中でアル・カティーブ大臣は、「昨日、(UNWTOのズラブ・ポロリカシュヴィリ)事務局長が同校を訪問し、学生と面会したことにとても感動しました…この学校はサウジアラビア王国から世界への贈り物です。なぜなら、観光とホスピタリティの最高の教育を誰でも享受できるようになるからです」と述べた。

同校施設は、2027年にキディヤの500万平方メートル(5,000万平方フィート)におよぶ広いキャンパスに移転する予定だ。このプロジェクトの建設費は10億ドルを超える。

この学校のイニシアチブの目的は、優秀な人材を集め、最先端の施設に最新のテクノロジーを取り入れて、観光業界の教育の未来の形を提示していくことである。

学生をカリキュラムの中心に据えた先駆的な職業・学術研究プログラムで、実践を通じて豊かで多様でグローバルな学びができる環境を提供する。

昨年、同省はポロリカシュヴィリ氏と共に、毎年10万人のサウジアラビアの人材を世界各地に派遣し、5年間の研修を通して観光と持続可能性の分野で働くスキルを身につけられるようにする計画を明らかにした。「今後10年は続けていきます」とアル・カティーブ大臣は言った。

そして「観光省は、人材の教育に毎年1億ドルを投じています…戻ってきた研修生は民間部門に携わることになるでしょう。ですから私は企業やその他の投資家たちにも政府に協力して人材への投資をするよう奨めています」と続けた。

サウジの産業界はパンデミックで6,000万人分以上の雇用を失ったが、国は観光分野に8,000億ドル以上を投資し、今後10年間に100万人分の雇用を創出することを目指している。また、国外から来る人を2032年までに倍に増やそうとしている。

アル・カティーブ大臣は、「方策、手順、システムを導入するのは簡単ですが、何より難しいのが人材です…現在、この業界ではまだまだ若い人材が不足しています。将来的には倍に増やす必要があると私は考えています」と語った。

「観光省は、観光業界、旅行と観光にかかわる仕事の人気を高めるために努力しています。人々がこの国に来て留まり、成長し、充実した人生を送れるようなキャリアにする必要があります」

サウジアラビアは、人的資本に投資することで2030年までに世界の観光のハブになろうと野心的な取り組みを続けている。この学校はその目標を達成するための新たなイニシアチブのひとつである。

9月27~28日に開催される2023年世界観光デーでは、「観光とグリーン投資」をテーマに、主に人材、持続可能性、経済繁栄について議論を行い、世界の観光のリーダーらが連携の可能性を探る。

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