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サウジアラビアの保護区開発局がSGIとCOP28の会議に参加

ITBAは、サウジアラビアの生物多様性を保護する、同種のものとしては最大規模のドローンベースのプログラムを展示する予定だ。(X / @ITBA_SA )
ITBAは、サウジアラビアの生物多様性を保護する、同種のものとしては最大規模のドローンベースのプログラムを展示する予定だ。(X / @ITBA_SA )
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01 Dec 2023 05:12:22 GMT9
01 Dec 2023 05:12:22 GMT9

リヤド:イマーム・トゥルキ・ビン・アブドゥラー王立自然保護区開発局(ITBA)が1日、ドバイで同時開催されるサウジ・グリーン・イニシアティブ(SGI)・ギャラリーと国連の気候変動会議(COP28)に参加する。

同開発局は、サウジアラビアの生物多様性を保護する、同種のものとしては最大規模のドローンベースのプログラムを展示し、より効果的かつ効率的に環境活動を行い、二酸化炭素排出量の低減を実現する手法をアピールする予定だと、サウジ通信(SPA)が29日に報じた。

既にこのプログラムによって、環境モニタリングと環境保護チームの作業効率を220%以上向上させることに寄与している。

また、ドローンは化石燃料を動力とする車両への依存を減らすことで、二酸化炭素排出量を66%以上削減することに貢献している。

双方向式のスクリーンにおいては、リモートセンサー技術を活用した先駆的な植生被覆評価プロジェクトや、植生被覆の拡大および植林を目的とする様々な取り組みの詳細が表示される。

ITBAのすべてのプロジェクトとイニシアティブは、サウジの国家目標である「ビジョン2030」と完全に一致しており、広範な環境保護活動の一部として、希少種や絶滅危惧種を含む植生被覆と生物多様性の保全に取り組んでいる。

SGIは、2060年までにカーボンニュートラルを達成するためのサウジの取り組みの一環として、二酸化炭素排出量を削減し、今後数十年間で同国に100億本の木を植え、2030年までにサウジの陸地と海域の30%を保護することを目指している。

IBTAの面積が9万1500平方キロメートルを超え、サウジで2番目に大きい王立保護区である事実は注目に値する。

絵画のように美しい自然と生物の多様性で知られるこの保護区には、リムガゼルやオリックスを含む138種の野生動物と、ナツメやアカシア、アルタの木など179種以上の野生植物が生息している。

サウジ国営通信

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