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ペンタゴンがサウジアラビアとの「長期的な」約束を確認

米国は5月初旬、サウジアラビアに4台あるパトリオット対ミサイル装置のうち2台を撤去した。(資料写真/AFP)
米国は5月初旬、サウジアラビアに4台あるパトリオット対ミサイル装置のうち2台を撤去した。(資料写真/AFP)
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29 May 2020 12:05:21 GMT9
29 May 2020 12:05:21 GMT9
  • 米国は5月初旬、サウジアラビアに4台あるパトリオット対ミサイル装置のうち2代を撤去した。

アラブニュース

ドバイ:米国はサウジアラビアとの長期防衛協定を順守し続けると、ペンタゴンのショーン・ロバートソン報道官がアラブニュースの姉妹紙アッシャルクル・アウサトに対し、声明の中で語った。

米軍は防空を含むさまざまな地域軍事行動において「強力な能力」を維持し、イランに関連するあらゆる非常事態に対処するというロバートソンの言葉を、同紙が木曜に引用した。

5月初旬、米国はサウジアラビアから2台のパトリオットミサイルシステムを撤去している。

しかしロバートソンは、その目的を撤去というよりも再配置だったと述べた。

「国防省は世界中に配備された軍事力を管理するいつも通りの作業を行っている」と、彼は説明した。

「現在の世界的な危機を踏まえ、新たに起こる脅威への対処と備えの維持のために装備と部隊の一部を交代させている」

「地域的な防空能力を強化するため、国際社会やサウジの軍隊と引き続き協力する」と、彼は述べた。

「これは多国間の長期的な取り組みである。米・サウジ防衛パートナーシップは長期的なもので、テロとの闘いや海上警備、防空などの一群の協力も含まれる」と、彼は言う。

ワシントンは同地域の部隊を短期間に増やす能力を維持しようとしていると、この米海軍の司令官は述べた。

この声明は、米国とサウジの部隊が今週、カラン島やクライン島周辺で定期的な共同持続訓練を実施した直後に出された。

この訓練は、4月20~22日に行われた訓練プログラムに続いて実施された。

部隊長のトレバー・ホール大佐は、米国はそれらの島で訓練できることについて、サウジアラビアに感謝していると述べた。

「それらの島で訓練できることで、我々のチームはこの地域のパートナーから能力や資産を追加することにより、以前の訓練をさらに発展させることができる。他の軍隊と一緒に計画を立てて軍事行動を行う能力が、海上警備や航行の自由、商業の自由な流れを支援するため即座に空・海・陸の戦闘部隊を迅速展開する我々の能力を支える。そのような展開は全て、将来起こる可能性が高い」と、ホールは述べた。

サウジと米国の海軍は艦上軍事演習や海中海浜調査、海上パトロール、航路防衛演習を実施し、今後は航空資産が給油するための前方武装・補給ポイントを確立する。

「アラビア湾のこれらの島は海軍・海兵隊チームに対し、幅広い範囲の軍事演習を準備するための理想的な環境を提供する。同時に、我々の非常に有能なパートナーとのシームレスな統合のための訓練にもなる」と、ランス・レシャー大尉は述べた。

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