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東京の日・サウジ会議でNEOMプロジェクトが関心を集める

東京で開催された日・サウジビジネスカウンシルは両国の投資家がアイデアを交換するための素晴らしいプラットフォームを提供した。(提供写真)
東京で開催された日・サウジビジネスカウンシルは両国の投資家がアイデアを交換するための素晴らしいプラットフォームを提供した。(提供写真)
25 Oct 2019 04:10:42 GMT9

レイラ・ハトゥム、東京

王国の医療機器メーカーが日本の先端技術に注目している。

火曜に東京で開催された18回目となる日・サウジビジネスカウンシルでサウジと日本の多数のビジネスマンが一堂に会し、既存および新規の投資チャンスについて議論した。

日本の海外交流機関、経産省、数社の大手企業、およびサウジアラビアの総合投資院の代表者らが出席したこのカンファレンスでは、不動産、医薬、娯楽、教育、農業などさまざまな分野を宣伝するプレゼンテーションが行われた。

サウジアラビアが王国南西部のタブーク州で建設している野心的な都市プロジェクトNEOMなどのプロジェクトが、多くの注目を集めた。

王国が紅海の近くでエジプトおよびヨルダンと共有するこの都市には、スマートシティの技術と、観光地としての機能が組み込まれる予定だ。

「サウジアラビアは政治的にも経済的にも非常に重要なパートナーです。王国とは密接な連絡を取り続ける必要があります」と、同カウンシルの日本側共同議長である佐藤康博氏は述べた。

「本日の会合に基づき、投資が行われる可能性のあるビジネスチャンスが多数存在します」

同氏は日本企業の代表者たちが今年11月に「さっそくサウジアラビアを訪問し」、プロジェクトをさらに視察する予定があることを明らかにした。

王国のナーイフ・ビン・マルズーク・アル=ファハーディー日本大使は両国の間の素晴らしい関係性を称賛し、水曜に開かれたサウジと日本の閣僚による会合において両国間で締結した経済協定の数が増加していることを強調した。

「今日、私たちにはたくさんのビジネスチャンスがあります。経済の基盤に変化があり、時代も変わってきたからです」と、佐藤氏は述べた。

「彼ら(日本企業)は、相互合意を通して彼らのビジネスを改善する方法を議論できるように指導者たちを1つにまとめてきた、サウジの企業代表者たちの努力を評価しています」と、マハ・アルアテエキ博士はカンファレンスの傍らアラブニュースに語った。

王国の医療機器製造に投資を行った最初のサウジ女性であるアルアテエキ博士は、日本の技術を母国に持ち帰ることを検討していると言う。

「彼らは私たちよりも進んだ技術を持っています。私たちはそれをサウジアラビアに持ち帰ることに興味があります。なぜなら、ビジョン2030の下、サウジの指導者たちは技術を現地化したいと考えているからです」と彼女は言い、その実現を助けるため日本にいる間に多くの面談を設定したと付け加えた。

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