Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • サウジアラビア
  • 戻って来る外国人から航空会社が暴利を得ている、という抗議をサウジ旅行会社が却下

戻って来る外国人から航空会社が暴利を得ている、という抗議をサウジ旅行会社が却下

写真/提供
写真/提供
Short Url:
26 Sep 2020 05:09:20 GMT9
26 Sep 2020 05:09:20 GMT9
  • COVID-19の感染拡大を抑える予防措置の一環として、王国を往復する国際線は3月15日に運行中止になった

ラッシード・ハサン

リヤド:働くために王国に戻ることを期待する外国人が、航空会社が暴利を得ていると抗議していることをめぐって、サウジの旅行会社は航空会社を弁護するために駆け付けた。

国際線1部再開を認めるサウジアラビアの動きに引き続いて、航空会社は内務省の空路での帰国承認を受けた外国人のために、搭乗者数を制限したサービスを継続している。

しかし、片道の航空チケット代が高額であると、乗客たちからの苦情が続いてきた。リヤドの旅行代理店のスーパーバイザー、モハマド・アスラム・ジャミル氏は、アラブニュースに次のように語った。「航空チケットの価格は、人々が思っているほど高くはありません。最盛期のチケット予約と同じくらいだと思えばよいのです」

一般的に言っても、片道の航空料金は往復の航空チケット料金より高いのが常だ、とジャミル氏は語った。「実際のところ、航空ビジネスが6カ月間中断されていたことを考えれば、航空産業と旅行会社が料金をまずまずの価格帯で抑えていることに、感謝しなければならないくらいです」

休日予約の数が減っているにもかかわらず、サウジの旅行会社は1月に定期便がほぼ通常に戻れば、景気が上向いてくれることを期待している。

「現在、政府の承認を得た例外的な場合は別にして、サウジ国民は王国の外に旅行することを認められていないので、来年半ばまで、レジャービジネスのどんなブームも期待できません」と、ジャミル氏は語った。

旅行業界で世界第2位の規模を持つ宿泊施設提供業者、WebBedsのサウジアラビア・バーレーン地域営業担当のフェロス・カーン副社長は、アラブニュースに次のように語った。「王国が航空便の運行中止を部分的に解除したので、インド人は航空会社がインドからサウジアラビアへの到着便を飛ばすことを心待ちにしています」

「人々が足止めを食らっているのに、空席は限られていて、その上、航空機の機体は小さくなっているので、需要はとても高まることが予想されますので、航空料金はある程度刺激されることになるのです」

「しかし、実質的な意味では、そしてソーシャルメディアで出回っているチケット1枚当たりの価格としては、こうした事業の内容を考えれば、高めではありますが、それでもまずまずの価格だと思います」と、カーン副社長は語った。

航空会社は片道チケットに対して、最盛期の往復航空料金に相当する金額を請求しており、例えばニューデリー発リヤド着便は、平均して2,000サウジアラビア・リヤル(533ドル)だった。

COVID-19の感染拡大を抑える予防措置の一環として、王国を往復する国際線は3月15日に運行中止になった。

公衆衛生の状況が改善して、国々は旅行制限をある程度緩和し始めている。

特に人気
オススメ

return to top