イスミラ・ラトフィア・ティスナディブラタ

• 宗教儀式を執り行うことのできる限られた外国人の中に入っていることで、「選ばれ」、「祝福されている」ように感じている

ジャカルタ—- ウムラのために今週サウジアラビアに到着したインドネシアの巡礼者は、聖なる儀式を執り行うことのできる限られた外国人の中に入っていることで、「選ばれ」、「祝福されている」ように感じている。

王国は、コロナウイルス感染抑制のために今年の早い段階で採択されたウムラに対する規制を緩和すると決定したが、この決定は、厳しい条件下でも、今や世界中の巡礼者が儀式を執り行い、メディナの預言者のモスクを訪れることができるということを意味している。

「パンデミックが原因で設けられた制限がある中、自分が選ばれた人間のひとりであるかのように感じています。深い意味の悟りを経験したかのようです」とブディ・ファーマンシャ氏は話した。彼は火曜日にインドネシア ハッジおよびウムラ主催者協会（AMPHURI）のグループと一緒にメッカに到着した。

ファーマンシャ氏は当初、2月29日に巡礼者のグループを連れてくる予定だったが、コロナウイルスの規制で旅行は取り消された。

「私は、1990年代初めに初めてメッカに来た時に比べ、心の底から敬意を感じています」と彼は電話でアラブニュースに話した。「当時もとても驚きましたが、今回はさらに驚いています。これは儀式を執り行う最高の瞬間になるでしょう。」

すべての巡礼者は、到着後の3日間、隔離期間を設けることになっている。「私たちは、金曜日にウムラを開始する前に、ホテルの部屋から今、聖なるモスクの景色を堪能しています」とファーマンシャ氏は言い添えた。

実業家のイタ・プスピタワリ・ジャヤディ女史は、メッカに向けて出発できると知った時、自分の幸運が信じられなかったと話した。

彼女は「ウムラを執り行うことができるなんて、とても恵まれていると感じました。夢が叶ったみたいです」と述べた。
彼女は自分の経営するウムラ旅行会社の同僚と一緒に11月8日に発つことになっており、女性の巡礼を促進するサウジアラビアの新しい規則が施行されるのを心待ちにしている。

「女性の巡礼者として、私がこの状況下でどのような経験をしたのかを聞きたいと話す女性の友人やクライアントはたくさんいます」とジャヤディ女史はアラブニュースに語った。

彼女の話によれば、インドネシア国民とサウジアラビア当局の双方が「巡礼者を保護するために最善を尽くして」いる。

ファーマンシャ氏は、サウジアラビア当局が巡礼者を保護するために行った手配に「感銘を受けた」と述べた。それだけでなく、彼は、空港で何人もの女性の入国審査官を見た。「全員が女性の入国審査官の一団を見たのは初めてです」と彼は話した。
ウムラの再開でメッカに向かおうとしている56,000人のうち、旅行を許可されるのは、現行の規制により、半数未満となる見通しだ。

AMPHURIのファーマン・M・ヌール議長はアラブニュースに対し、「私たちは42%の人々の名簿を更新しています。主に障害となるのは、高齢の親のいる家族や、多くが50歳を超えているために一緒に旅行ができない夫婦のいる家族です」と語った。

彼は、サウジアラビア政府が海外の信者のためにウムラを再開したこと、および、「巡礼者の旅行を早期に許可する数少ない国のひとつにインドネシアを選んでくれたこと」に感謝の意を表した。

インドネシア・ハッジおよびウムラ旅行事業者協会のムハロン・アハマド幹事がアラブニュースに話したところによれば、現在メッカに向かっている人の多くが巡礼部門に関わっており、手続きのすべての変更に注視して、状況に応じて旅行パックを調整し、新しい規則に則って巡礼予定者を更新していく予定であると話した。

「私たちはクライアントに正しい情報を伝えることができるよう、ウムラを実施するための新しい規則を確実に直接知るようにしています」と彼は述べた。