• サウジ公共交通局 (PTA) 海運担当副局長ファリード・アル＝ カターニ氏は、サウジは環境保護に対する世界の取り組みを支持していると語った。
• アル＝ カータニ氏によるとサウジはこの分野で働く女性を増やす取り組みも支援している。

アラブニュース  ジェッダ

当局関係者が木曜日に語ったところによると、サウジアラビアは海運業界強化に向けた多くの取り組みの一環として海上輸送用船舶を新たに55隻増やそうとしている。

サウジ公共交通局 (PTA) 海運担当副局長ファリード・アル＝ カータニ氏は、サウジはまた、環境保護、海洋汚染緩和、この分野で働く女性の増員に対する世界の取り組みを支持していると述べた。

アル＝ カータニ氏はジェッダで開催中の「2030年以降に向けた持続可能な海洋開発」と題する国際会議に出席、会議場の外で話をしてくれた。

「サウジアラビアがすでに所有している368隻に、新しい船舶55隻が加わります。サウジは10隻の世界最大の貨物船を所有しており、国際海事機関 (IMO) 発行の40の国際協定に参加しています」

「サウジはIMOの決定に関与し、それが反映されたこれらの協定はサウジの海運業界にプラスの影響を与えてきました。これらの協定は、サウジの船舶の安全性向上、サウジの海岸の汚染からの保護、船の乗組員の能率向上、航海の円滑化などを通じサウジの経済を支えています」

「海洋研究に携わる2人の同僚が資格認定されました。この重要分野では資格を持つ幹部が不足していますがこれはその解消の一助となるでしょう。サウジは2019年に初めて、最高の科学的・実践的規範に則った海事資格証明を発行しました」とアル＝ カータニ氏は語った。

「サウジアラビアは環境保護、海洋汚染軽減への取り組みを支援しています。この問題は、天然資源の保護、持続可能な開発とともに我が国の『国家変革プログラム』の中核となっています」

「世界の船舶交通の13%は紅海経由ですが、このような取り組みの結果サウジの海岸は全く汚染されていません」

アル＝ カータニ氏はIMOの掲げる主な目標の一つに女性のエンパワーメントがあると述べた。「サウジの女性は海上輸送の分野で働いています。学校を卒業したばかりの女性初の海軍士官もいます」

「多くの参加者を集めたこの会議はIMOを通じた国際協力、専門家間の経験・知識・情報の交換に寄与し、非常に多くの直接的協力関係も生まれました」

アル＝ カータニ氏は「船舶登録数、載貨トン数から見てサウジの海上輸送量は飛躍的拡大を遂げています。2017年から2018年にかけて載貨トン数は倍の800万トンになりましたが、2019年末までには900万トンに達すると見られています」と述べた。