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インドネシア人家政婦の賃金申立て、ボーナスと帰りの航空券付き全額支払いで解決

インドネシア人家政婦のヤティ・クスニヤワティさんの申立ては、賃金全額に加えてボーナスと帰りの航空券が支払われることで解決した。
インドネシア人家政婦のヤティ・クスニヤワティさんの申立ては、賃金全額に加えてボーナスと帰りの航空券が支払われることで解決した。
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08 Aug 2021 07:08:00 GMT9
08 Aug 2021 07:08:00 GMT9
  • 「嬉しいです。そして、サウジアラビアで不当な扱いを受けている人は誰もいません」とヤティ・クスニヤワティさんはアラブニュースに語る
  • インドネシアのメディアは、サウジ当局からコメントを取らず、不正確かつ不完全な事実を報道した

ムハンマド・アル・スラミ

ハーイル:インドネシア人のヤティ・クスニヤワティさんはもう12年近く、サウジアラビアでサウジアラビア人一家と一緒に暮らしているが、一つだけ難点があり、それは給金の支払いが時々遅れることだった。最近、彼女が帰国の準備をしていたところ、その件が一部のインドネシアメディアで不正確に報じられた。彼女がサウジアラビアに拘束され、雇い主は給金の支払いを拒んでいるというのだ。

サウジの街ハーイルで働くヤティさんは、アラブニュースの録音インタビューで、不払い賃金の全額に加え、ボーナスと帰りの航空券を先日受け取ったことを明らかにした。また、アラブニュースが別の情報源から確認した話では、賃金の支払いの遅れは確かにあったが、それは雇い主が直面する経済的困難によるものであったという。この問題は、彼女の申立てを扱う指定政府機関の手により迅速かつ適切に解決された。

また、彼女がその意に反してサウジ国内に拘束されていたとする話も真実ではなく、賃金が支払われるまでここに居続けることにしたのは彼女自身の意志であった。「ヤティさんは、24時間以内にインドネシアの自宅に到着するでしょう」とヤティさんの申し立てを扱っていたサウジ当局関係者は請け合った。

「確かに申立てはありましたが、一部のインドネシアメディアが事実確認について、我々に確認せず、最終判断を待つこともせずに早合点したのです」と彼は付け加えた。

アラブニュースのインタビューでヤティさんは、サウジ政府の処置や、雇い主とその家族がとってくれた待遇は素晴らしかったと述べた。「報酬のすべてと追加ボーナスを小切手で受け取りました。それに加えて、ハーイルからリヤド経由ジャカルタまでの日曜日(8日)の航空券も頂きました」

「イスラム教と正義の国であるサウジアラビアで働けたことを嬉しく思います。ここでは誰も不当な扱いを受けていません」と彼女は付け加え、雇い主とその家族から受けた思いやりある待遇を称賛した。
 彼女の唯一問題については、「私が給金を請求すると、雇い主からはよく、後で払うと言われました。11万7800リヤル(3万1420ドル)が未払いになっていたのです」と説明した。

未払い金が支払われた今、未解決問題がすべて落ち着いて自分の権利を受け取ったヤティさんは、嬉しいと述べ、あとは祖国へ帰って息子と再会するだけだと楽しみを語った。

ヤティさんは8月4日、サウジ人的資源社会開発省の労働委員会に苦情を申し立てた。申立ての聞き取り後、残額に関する彼女の権利をすべて認める裁定が下された。

雇い主は経済的に困難な状況にあり、すべての賃金を期限内に支払うことができなかった。しかし、お金を提供してくれる人が何人か現れて必要な額が集まり、ヤティさんが総額15万リヤル(4万ドル)の小切手を受け取ったことを目撃者が確認した。

移民労働者の権利を保障し、適切な労働環境を提供することは「ビジョン2030」の一環として、サウジアラビアでは新たな法律や規制が導入されており、サウジ政府や民政当局や協会など、いくつかの機関がこのような争議の解決に取り組んでいる。

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